珈琲の底に溶け残った、苦くて甘い砂糖の味

大人になった主人公が、高校時代の思い人に想いを馳せる物語です(思い人視点の短編もありますので、そちらもぜひ!)

大人になって振り返る、想いを伝えられなかった恋……何と苦くて甘いことか!
横顔や仕草、台詞までありありと思い出せるのに、知らず知らずに思い合っているのいうのに、もう会うことはないなんて……。

ハッピーエンド!という終わり方でなく、余韻を残したラストもとても良かったです。
個人的に大好きな作品でした。