「」陰陽師:悪霊退散!急急如律令!
笹 慎
星爆の獣
どうして どうして どうして どうして どうして どうして どうして
あの者の
なぜ 我の
憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い
なぜ あのような無個性の陳腐な
なんと 下品極まりない長い
悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい
先に
<お主は、
あのような
<天賦の才を持つ
あんなもの
<そのように
◆◆◆
「稀代の天才陰陽師と
カッカッカッ、と同僚の
「
詰め所の陰陽師は皆、祓っても祓っても悪霊となる
「今日は特に昨日までは良き
「性の穢れは特に根深い。
「全くじゃ」
陰陽師達は口々に同意する。
「そういえば、
隣に座る
「なんと。星爆の獣、とは。それは真偽を早急に確かめねばならぬな。本当に星爆の獣ならば、
星爆の獣は、
「しかして、どう探す。星爆の獣は、性の穢れの悪鬼のように、人には悪さをもたらさぬ。探すのはなかなかに手がかかるぞ」
そう星爆の獣は、
「なぁに、我が式神の
「なんじゃ
「
火鉢にあたったまま、後ろも向かずに
「
早く行けとばかりに手でシッシッとすると、
「全く悪い男だねぇ」
その様子をニヤニヤしながら見ていた
◇◇◇
「
それは、なかなかに
―――丑の刻
ズモモモモモモ……
「これは、なんと巨大な」
「祓え給い、清め給え……正体を現すがよい!」
その一声により、
「
「そなた、なぜ
キヒヒ……と気味の悪い
「ふん。星を請うておったから、付けてやったまでのこと。感謝こそすれ、文句を言われる筋合いはないわ」
「では、なぜ返礼を受け取った後は、星をはぎ取りに参るのか」
「当たり前ではないか。
しかし、方々に散り散りになった
「こやつ、穢れが深部まで達しておる……」
「
「承知したッ!」
臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前
その声とともに
「ぐぉぉぉおおおおおおおおおお!!! 消えたくない…!! 消えたくない…!!
そうして、断末魔の悲鳴とともに、星爆の獣と化した
「奴も最初は善良なる
そう悲しむ
星降らせ睦月
垢消えぬ
白雪のごとく
星も消えなむ
(完)
********************************
少しでも笑っていただけましたら、星★の評価をいただけますと拙者大喜びし候ふ。
星爆の獣じゃないよ。悪い
あと他にも色々書いてます。
「」陰陽師:悪霊退散!急急如律令! 笹 慎 @sasa_makoto_2022
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