いつかココでだれかがみている。この作品の一つのメッセージかと思いまして。くれぐれも、読者=おてんとさま、という偉ぶったことを言いたいのではありません。この作品の、応援的なメッセージにそえて、私も言いたい。作者方に伝えたい。カクことが凄いことだと思います。応援しています。いつかココであいましょう。そして、ありがとうと言わせて欲しい。
宇宙図書館というワード。それだけで読者の興味を惹きつけます。作者様のセンスが素晴らしい!物語に登場する星、ライトリード星では、人々の1日が1冊の本として自動的に記録されます。だから1年で365冊になります。その膨大な本、言い換えれば人生の記録が宇宙図書館を成しているのです。自分の人生が本になるなんてなんだか浪漫がありますよね。自然と毎日が物語のように見えてきます。不思議な物語というだけに止まらず、端々に物書きがグッとくるような台詞が書かれていますので是非読んでみてください!
まずタイトルの宇宙図書館という設定が秀逸です。言葉そのままの意味ですが、よくこんな発想ができるものだと思います。ですが、この発想だけに終わらないのが、この作品のすごさです。読むうちになんだか心当たりのある内容が……。書くことにも読むことにも疑問や疲れを感じてしまったアナタにこそ読んでほしい内容です。ぜひ!
作品を読みそして生み出す全ての人たちを応援する、シンプルなのに奥深く慈愛に満ちた作品。元気が出ます。広い宇宙に存在するこの図書館で、いったいどれだけの物語が紡がれていくのでしょうか。
もっと見る