ヤンデレナースと!!!幽閉された俺ェ!!!!!
漢字かけぬ
第1話 骨折したから逃げらんねぇ!!!
キャラ紹介!!!
ー 男主人公 (患者) ー
本作主人公で高校生17歳。
若干茶髪っぽいが地毛。幼い頃は体が弱く病院に通院していた。
ー 女主人公 (自称ナース) ー
本作のW主人公兼ヒロイン、高校生で17歳。
黒のストレートヘアーに緑のフレーム眼鏡。
医師免許は取得しておらず持ち前のコネで何とかする他力本願な性格。
両親は医者であり男主人公とも因縁がある模様。
ー 医療ミス8割病院 病室 ー
長らく病院とは無縁の生活をしていた俺だがトラックに引かれて骨折した。
正直何の個性もない高校生。親は資産家でもないしな。
いっそ異世界に転生して無双するか悪役令嬢の玉の輿でも狙いたかった。
ところが今の俺はベットに拘束されて足はギプスで包帯グルグルミイラだ。
幸い個室で清潔なのが救いか。
窓から見える青空と違って俺の人生は雨。
何もしなけりゃ年を取って疲弊していく人生ぃいいいい?!!!
突如全身が引っ張られる感覚。その衝撃に耐えられず俺の意識は落ちた。
ー 病室 8時間後 ー
「目を覚ましました!!落ち着いて聞いてくださいね?奇跡です!!」
「あーうるさいなぁ。いったい何なんだよ?」
「ようこそ!医療ミス8割病院へ!私が担当ナースです!!!」
「縁起悪!!!」
白のナース服で黒髪で緑の眼鏡。ってことは俺の担当かよ!!!
「大丈夫です!たったの2割を引けばいいんです!!
ソシャゲのガチャよりかは優しい!!」
「医者が命で遊ぶなよ!!!!」
「ふっふっふ。なんと私は医者の卵!!つまり無免許です!!!」
「〇される!!!実験動物にされちまう!!!」足動けよ!
「ああ逃げ場なんてありませんよ?
この個室から出たら最後、命の保証はありません。
最初の難関、有刺鉄線君を超えれたらの話ですがね」にぃ
「話し方がダークな雰囲気になってますよ?ナースさん可愛い系でしょうに」
「可愛いとか正直なこといっても医療用〇麻しかでませんよぉ♡」
「いやダメだろ!!!」
何でおだてたら医療用〇麻与えられるんだよ!!
骨折にんなモンいらねえよ!!!
ー 注射 ー
「さて点滴しますよ?手を出してください!!」
「骨折って点滴いるのか?」
「ええと!参考書参考書!」
「怖えよ!!!なんで説明できないのに医療行為するんだよ!!!」
「詳しいですね?」
「昔は病弱で入院もよくしてたからな。
その時のナースさんが色々教えてくれたんだよ」
「へー、手取り足取り?」
「エッチなことはないぞ?ただいい香りだった」
「変態!!変態!!変態!!」
「それは謝るから!!注射器振り回すなって!!
というか無免許で注射するな!!!」
「ああ大丈夫です。第3者によるオンライン施工。
VRゴーグルと
「無駄にハイテクだな」
「最先端医療です。なんせ医者は1歩も外を出ませんから!
仕事の片手間でFXして勝ちまくってモテまくってます!!」
「もうFXが本業じゃねえか!!!」
ー 暇つぶしゲーム ー
「少し暇ですね。私とゲームしませんか?」ボタン外しー
「ナースさんとゲームって保健体育の実技指導か!!!」わくわく
「いえ、迫りくるゾンビをゲキメツする病院ハザードです!!!」
「デジタルなゲームかよ!!」
「ええ病院内の医療用〇麻中毒者から生き残るゲームです!!」
「どんだけ医療用〇麻に汚染されてるんだよ!!
というか使用可の国に行けよ!!!!」
「ゲーム主人公から〇麻のような匂いがするので追い掛け回されます!」
「それしってる奴も中毒者じゃねえか!!!」
ー 病院ハザード ー
「ルールは簡単です!制限時間内生き残れば勝ちです!
チェーンソーからバットまで何でも使用可!!」
「病院でやるゲームじゃねえだろ!!!命もてあそぶなよ!!!」
「あ、私のお勧めは”非人道爆裂兵器モル〇ネバズーカです!!」
「モル〇ネって痛み止めだよな?」
「そうです!バズーカで殲滅した後ドローンが
注射をして患者の負担を減らします!」
「まずバズーカ撃つなよ!!!!」
ー そのに ダメージ回復 ー
「ぐわ!!ダメージ受けちまった!回復手段はあるか?」
「勿論ありまぁす!”ジェネシック”医薬品です!!」
「創世記じゃねえか!!!多分”ジェネリック”医薬品の間違いだろ」
「てへ♡ドジっちゃいました♪」てへぺろ
「医者がドジしたら俺の寿命なくなるんですが!!!」まじやばい!!
ー 街作りゲーム ー
「私の個人的おすすめゲーム。病院スカイラインです!!!」
「どんなゲームなんだ?」
「街の最高権力者になって住人たちを喜ばせる内容ですよ!
例えば病気の人たちが増えたら不安ですよね?ので!病院を建てたりします!」
「そうか!住人が引っ越さないようにいい街をつくるゲームなんだな!!」
「私は病院の隣に墓地や火葬場を作っています!
これはゲームなので非効率ですが、
現実ならダイレクトに遺体を処理できますよ!!!」
「ダイナミック不謹慎!!!」
「ちなみに街中に墓地置くとゲームの住人が喜ぶ仕様です!!」
「なんでだよ!!不動産価値下がるだろ!!!」
ー そのに ー
「予算がカツカツになったら夜の医療税金を減らしましょう!!」
「予算削減したらどうなるんだ?」
「助けられない命が出てきます!予算の削減=現場の人件費カットですので♪」
「ここ病院だよね?いくらゲームとはいえやりすぎじゃないか?」
「このゲームは家と職場さえあれば住人は引っ越しません。
商業施設なくてもITビルで税金まかなえます!!
ファ〇マもイ〇ンもないんです!!」
「こえええええええええ」仕事中毒かよ!!
「それに住人に不幸があっても新しい住人が引っ越ししてくるので!!
むしろ火葬場の充実こそが本ゲーム攻略の近道です!!」
「もう病院無くしたほうが早いんじゃないか?」諦めー
ー お手洗い ー
「あーそのお手洗いに行きたいんだけどさ。松葉つえ取ってくれる?」もじもじ
「その心配はありません!!じゃじゃーん!!
「いや恥ずかしいって!!普通にトイレ行かせろよ!!」
「選択肢を与えます!切り落とされたいかここでするかです」メス構えー
「KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」女の子にされちゃう!!
「全く思春期な患者さんです。男性のアレではなく足そのものですよ?
足があるからお手洗いに行くって発想が出るんです」にちゃあ
「俺何か君に嫌われるようなことした?!!!!!」
「いえ?私が好きなだけですよ?」顔に手を当てるヤンデレポーズ
「愛が重い!!!」
ー そのに ー
「ほら!これでいいんだろ?恥ずかしいんだぞ!人に尿見せるのって!!」
「尿検査みたいなものですよ?じゃあ検査紙使って成分分析・・・・
はい!健康体です!!」
「ほっ。一安心」
「じゃあこれ”ろ過”して私が飲みますので♪」
「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!」
「何驚いてるんです?宇宙じゃ常識ですよ?」
「宇宙船員の尿ってリサイクルされてるのか!!!」
「資源が乏しいですからね♪」
「知りたくなかった!!!!!!」
ー そのさん ー
「カーテン開けますね。そして右手をご覧ください。
我らが母星。”地球”です」
「へー。ホントに丸くて青いんだなー」お茶ズズー
「あの、ほかにもっとリアクション無いんですか?」あせあせ
「もう突っ込んだら負けな気がしてきた」白旗ー
「患者に元気がありませんね。医療用〇麻とエナドリ合わせた魔剤で!!」
「ホントは俺嫌いなんだろ!!!翼授かっちまうわ!!!」
「というかなんでリアクション薄かったんですか?」
「最初に引っ張られた感覚と、ついさっき宇宙じゃろ過して尿を飲むって伏線。
君以外に医者も患者もいないしな。さらに脱出が難しいとも言ってたな」
「意外と頭切れますね」
「俺も一時期医者目指して勉強してた時期があったから。
子供のころ散々病院に通ってたから、大人になったら僕が患者治すんだーってな。
でも上には上がいるし、どこかで諦めてた。
そもそも親の支援がアテにならないから奨学金とバイトで大学卒業しても
地獄な予測しかできなかった。
常人が努力したところで、すべての才能を持った人間が頑張れば簡単に散るんだ」
「不幸自慢ですか?私が医者を志した理由はあなたですよ?」
「何言ってるんだ。初対面のはずだろ?」
「本当に覚えてないんですね?あなたが子供のころの病室担当は私の母ですよ」
「は?それでも君と会うタイミングなんて・・・・1度だけあった!!」
「そうですね。学校の課題、親の職業体験レポート。
あの時に貴方の病室で」
ー 過去回想 7年前 病室 ー
「ねーねー患者君はどこが悪いのー。肝臓?」
「・・・・」
「反応してよ!!!」
なんかちっこいのが喚いてる。女の子が病室で騒いでさ。僕は病人なんだぞ。
行けもしない海外の旅行案内を見ながら妄想を膨らませる。
卓上旅行ってやつだ。
「誰か知らないけど君のほうが重症だ。顔が傷だらけじゃないか」
「ああコレ?サッカー!!!」
「僕は生まれつき体が丈夫じゃないんだ。君が羨ましい」
「そんなことないよ?
ゴールキーパーだから失点は全部あたしのせいにされるし」
「かわいそうだな」
「チームが負けたら石投げられるし」
「そんなの仲間じゃないだろ。別のチームいけよ」
「でもみんなと離れ離れになるのは嫌だよ」
「人間なんていっぱいいるだろ?
例えば僕のように入院してる子もいれば、君のように元気な子もいる。
僕はそのうち死んで忘れ去られるけど君は違う、生きるチャンスがある」
「どういうこと?」
「友達を選べってこと、僕は捨てられたからね」
「じゃあ!あたしが友達になろうか!!」
「君が友達になっても僕は病弱のままだ。何も変わらない。
だから友達はいらない」
「じゃあ!あたしが医者になって君を治せば友達じゃん!!」
「だから友達は選べって。こんな病人より大金持ちと過ごす方がいい」
「その金持ちの子から石を投げられたの」うつむき
「・・・・」
それ以上言葉が出ない。金持ちの手下になればいいと言えば石を投げられるし。
付き合いを切ればせっかくの縁が切れてしまう。
「ごめん。これ以上は君を助けれない。
もし神様がいるなら僕の残りの寿命で君が幸せになるのを祈るくらいだ」
「それってプロポーズ?」
「友達料さ。こんな僕にも声をかけてくれたから」
「うん!分かった!君の分もなんとか頑張ってみる!!だから君も生きて!!」
扉が勢いよく締り彼女は去っていった。
僕は病気だから不幸だと思っていた、けれど健康でも不幸になる人もいて。
救われないな。
ー 病室 現在 ー
「まさかとは思うが子供のころの思い出で医者目指したのか!!」
「その通りです!!数奇な巡り合わせで私たちは再会しました!!」
「いや俺も人のこと言えないか。もう一度君に会いたいから
今まで無様に生きてきた。医者の進路だって漠然とした理由だし」
「さあ!友達料の徴収です!!!結婚しましょう!!!」
「断る!!!!!!!!!!」
「ちょっと耳鼻科に行ってきますね。あっ宇宙でしたね♪」
「だーかーらー断るって!!」
「何故です?医者と結婚すれば将来楽できますよ?」
「俺の体は病弱だったから!遺伝で子供まで碌な人生歩めない!!」
「ああ、それならお母様が食事に毒を盛ってたからです!!!」
「何言ってんの!!!!!」
「私の花婿探しです。どんな逆境にも打ち勝つ鋼の精神を探していたとか」
「親子そろって
「私は親の敷いたレール上の人生。
おそらく患者君に合わせたのも策略。医者としての自覚を持たせるために」
「なら俺は用済みだな。金持ちじゃないから結婚範囲外だろ?」
「だから親のコネで家庭教師でもなんでも付けて医者にさせます!」
「他力本願!!!」
「入学金も払いますから金銭面は気にせずに!」
「なんでそこまでするんだよ!!!
俺は子供のころと違って君に優しくしてないだろ!」
「恋の病です!」うっとり
「そんなの医療用〇麻でも打てば治るだろ!!!」
ー 人生をかけたゲーム ー
「しょうがないですね。ではゲームをしましょう。
自分の事を不幸だなんだと思っている高校生に金銭的支援を与えます。
これで医者にならなければ個人の才能不足。
私と結婚する価値はありません。さあどうしますか?」
「ちなみに君の進路は?」
「病院平成大学です!!
健康 スポーツ
病院魂
医療 経営学
幅広い学問を学べます!!!」待っててください!キャンパスライフゥ~!
「君は医療に専念しろよ!!!」浮気してどうする!!!
「せっかくですので様々なことを知りたいです!!」
「もし医者にならなかったらご両親泣くぞ!!!!」
ー ナース君の夢 ー
「俺の病気は治ったし君が医者になる動機もなくなった。
じゃあ次の目標は医療用〇麻の使用拡大か?」
「いいえ!オンライン医療の片手間にFXで勝つことです!!!」
「なんでだよ!!!途中までいい話だったじゃん!!!」
「”友達は選べ”ってヤツです。それは職場の人間関係も同じ。
そもそも自分1人で稼げれば人付き合いなんていらないんです!!!」
「俺よりダメ人間じゃねえか!!!!!」
「私を止めたければ結婚するのだーーーーーー!!!」
「分かったよ!!!さっきのゲーム受けてやる!医者になったら結婚しろよ?」
「プロポーズですか?」ドキドキ
「まだ友達料だ」顔ぷいッ
あとがき
「そういえばなんで宇宙なんだ?」
「それはですね!!!新型宇宙エンジンの実験と宇宙空間での医療実験です!」
「俺たち実験台かよ!!!」
「そうでもしないとFXの種銭は稼げませんよ!!」
そのにー
「今日も新型エンジンのテストの為宇宙に上がるのか?」
「ちなみに事故率は1%未満。
ソシャゲガチャ当たりぐらいの確立です」
「なら大丈夫だな」遠い目
ヤンデレナースと!!!幽閉された俺ェ!!!!! 漢字かけぬ @testo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます