親切

藍条森也

なるほど

 「やあ、君。この間、孤島のシャボン玉を壊したんだって?」

 「うん。まあ、『ちょっとした親切』ってやつだよ」

 「親切?」

 「地球って言う宇宙の離れ小島なんだけどね。そこの住人のひとりが星に願いを懸けてたんだ。

 『丸ごと異世界転生して、おれだけ無双!』って。

 だから、地球の太陽を破裂させて地球人丸ごと、異世界転生させてあげたんだよ」


                  完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

親切 藍条森也 @1316826612

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説