あとがき と、呼ぶにはあまりにも往生際の悪いなにか

 拙作に最後までお付き合いくださいまして、まずは御礼申し上げます。

 大変ありがとうございました。


 カクヨムコンに間に合わせてぇんだ!! と意味の分からない事を言いながら、2週間弱で100000文字も皆様に押し付けたのも今や昔。

 その後、さらに240000文字ほどおかわりさせてしまい、それも残さずにお召し上がりくださった読者様に私はどんな顔をすれば良いのか分かりません。



 (゚∀゚)



 笑ったら何でも誤魔化せると思うな。

 そんなたくさんの声が聞こえた気がします。


 あれは綾波だったから許されたのですね。

 私、第13使途バルディエルに似てるねって言われた事はあるのですが、これは免罪符にはなりませんか?

 草野球の試合でサードライナーをみぞおちでキャッチした時に言われました。


 さて、毎度拙作にお付き合いくださっている皆様は「まーた始まった」と呆れ顔だと思いますし、初めてお付き合いくださった皆様は「こいつ……! ヤメるって言って、全然ヤメへんやんけ! 正気か!?」とちょっと気持ち悪くなられたかと思います。


 いつも通りですので、落ち着いてください。


 ヤメる! と言ってから1ヶ月くらい粘るのは普通。

 2カ月くらい粘ると今回は長いなと思われるでしょうが、調子が良いと第二部とか始めますし、絶好調だとifエピソードだけで3ヶ月くらいダラダラします。


 大事な話は結構序盤でやってしまう早漏野郎のくせに、なかなかフィニッシュしない遅漏野郎でもあるという、ヒソカの念能力のバンジーガムみたいに2つの性質を持っているのですが、どっちも役に立った記憶がありません。



 失礼しました。

 私、女子大生作家でしたね。いや、女子高生作家だったかな?


 とにかく、ピチピチのギャルなので、早漏とか遅漏とか「ふぇぇ。それってなんだろ……」と顔を赤くしながら書いております。



 この拙文を書き散らしているのが日曜日の午前8時なのですが、先ほど右の奥歯の銀色の詰め物が取れました。

 冷凍のエビピラフ食ってたらガキッて音がして、「異物混入じゃ、これぇ!!」と吐き出したら私の奥歯のパーツでした。


 女子大生とか女子高生とか嘘ついたことへの罰がこれだとしたら、いささか重すぎやしませんか。

 ならば謝ります。


 私、おっさんでした。


 認めますので、奥歯も元に戻してください。

 日曜日の朝に取れる必要はないでしょうよ。


 歯医者さん開いてないし、月曜日の朝一で予約の電話して即日入れてもらえるかと考えると、かなり怪しいし。

 エビピラフは頑張って完食して、以降はずっとウィダーインゼリーですよ。


 明日もウィダーインゼリーの予定です。


 許してください。

 もうしょうもない嘘つきませんから。


 しょうもない話は書きますので、そこのところはご了承頂いた上で、返せよ……たったひとつの右の下の奥歯なんだ……!!

 人体錬成して奥歯持って行かれるだけなら被害は軽微、何なら得したまでありますが、私は拙作を錬成して奥歯持って行かれるという謎の等価交換を喰らっております。


 考え方によっては奥歯の価値があるという誉かもしれませんが、これ下手すると火曜とか水曜までウィダーインゼリーばっかり食うことになるのではと思うと、これまで1度も考えた事すらない「筆を折る」について真剣に検討してしまいそうです。


 そして今確認したら、ウィダーインゼリーなんてもうこの世に存在しませんでした。

 インゼリーになってる。


 ウィダーくん、どこに行ってしまったん?



◆◇◆◇◆◇◆◇



 さて、ラブコメ界はちょいとビターな作風が全盛期を迎えている事を私も実は知っております。

 ただ、どうしても寝取ったり寝取られたりざまぁしたりざまぁされたり、幼馴染泣かせたり、もうおせぇ!! とか言って向けられた好意を遠投でライトスタンドに投げ込むような作風が書けないのです。


 決して売れ線を「そんなの追いかけるのだっせぇよな!!」みたいなパンクだかロックだかリベンジャーズみたいなハード思考を持っている訳でもなく、普通にそのジャンルも読みますし「はえー。面白い時代になったわねー」と感嘆の息をモルスァと吐き出しております。

 流行り廃りはエンタメ業界では血液循環のようなものですので、「好きなヒロインはハルヒ!!」「好きなラブコメはとらドラ!」と言っている私も、流行るものには根拠となる面白さがあるわねと勉強させて頂いております。


 そんならよぉ!

 紛いなりにもプロ名乗ってんなら、潮流読んで売れ線書けよ、このカス!!


 と、私も思うのですが、私が急にビターなお話を書き始めたら、恐らくほんの僅かな拙作を支持してくださっている皆様にも「あれ。このモビルスーツ、パイロット変わったな?」と見放されてしまうのではないかと愚考する次第。


 ならば、私はアホな子がアホな事してアホな話をアホ面しながら書いていくのが正解なのではないかと思うのです。

 書かねぇって選択肢はねぇのかよ。と問われますと、ねぇんです。とお答えするしかございません。


 プロデビューして5年か6年(受賞したタイミングと処女作出版させて頂いたタイミング、どっちがスタート地点なんでしょうか)、シコシコ新人賞に応募していた時代を含めると、既に10年近く毎日なんか書いているので、これはもうライフワークと申しますか、ライフサイクルと申しますか、やってないと具合悪くなるみたいな生活の一部となってございます。


 次は何を書こうかしらともう思い始めている時点で、これは抗えないなと。


 さて、既にアホなヒロインのラブコメと、バカなヒロインとのラブコメの構想がございます。

 どっちがいいかしら。

 アホの子もバカな子もいいわね。


 例年でしたら、ドラノベコン辺りに照準を合わせてシコシコ準備をするのですが、そんなことした昨年はちょっとリアルと執筆業と趣味の執筆と色々詰め込み過ぎて、自分でも引くくらい体調を崩しましたので、本年はおっさん、無理しない。


 のんびりともう1本、しょうもないラブコメでも書き散らかしてから次に何をするのか決めようと思います。

 恐らく雨の季節がやって来る頃にはストックもそれなりに貯まるのではと思っておりますので、くだらないお話にお付き合いくださる奇特な読者様はぜひアホが渦巻く世界へと両足掴んで引きずり込ませて頂ければと願う次第でございます。


 他の時空ではバカみたいに長い拙作も書いておりますので、女子大生作家が気に入った方はどうぞ摘まんでやってください。違う、女子高生作家だ。


 奥歯が復活してからプロット組み始めようと思いますで、皆様もエビピラフを食べる時には奥歯にご注意くださいませ。


 ご愛読ありがとうございました。

 またお会いできれば幸いです。


 CV内田真礼さんでお送りいたしました。

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えっ!? 学校ではマリー・フォン・フランソワって名乗ってるの!? お前の名前、小松茉莉子じゃん!! ~同居し始めた田舎育ち女子は見栄っ張り拗らせてて、テレパシーが使える~ 五木友人 @Itsuki_Tomohito

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