切なさが清い

「深窓のレイネ」……幻想的なタイトルですが、読みすすめるうちに、意外な事実が判って来ます。そしてリアルな世界での心の痛みを知るラスト。ミステリーとしても精度高いです。

幻想の世界での美に魅了される主人公とその主人公を想う者の片思いの切なさ。その身を切るような切なさが清くて……。余韻に浸っています。

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