【完結】2022年12月30日 祝・退院! 子宮摘出後の性生活は? 摘出した子宮の画像も
本日は退院日です! めでたい!!!
起床時間の6時に点灯する前、まだ暗いうちにデイルームに行き、自動販売機でホットコーヒーを買って、この部屋でパソコンを操作しながら飲みます。
ここ数日のルーティーンです。
まだお腹は痛いのですが、家にいるのと変わらない生活リズムになってきました。
7時半すぎに朝食が配られるのでその時間にはベッドに戻り、食後は看護師さんたちの指示を受けるため病室で待機しました。
やることといえば、レンタル病衣・タオルの契約を終わらせる手続きだけです。
タオルや寝間着を持ってきたら、数千円節約になったのですが、「開腹をするなら寝間着に血が付くかも」「タオルを洗わずにすむからレンタルのほうが楽」と入院担当者にアドバイスを受けて、従うことにしました。
結果としては持参で問題なかったのですが、荷物にならなかったので、レンタルもアリでした。
そのレンタル代や入院費は、後日自宅に請求書を郵送するので、コンビニで払ってくださいと言われます。
病院で払わないのですね。
食い逃げならぬ、入院逃げする人はいないのかと、勝手に心配になりました(笑)。
10時30分ころ、執刀医から呼び出しがありました。
いよいよ、手術内容と今後の説明を受けます。
まず、血液検査の結果です。
手術翌日の採血では、CRP(炎症が起きたりすると上昇する値)などいくつかの数値が高くなっていたが、日に日に正常値に戻っているので、退院しても問題ない、という話をされました。
それからパソコンの画面に、私から取り出した子宮が映ります。
許可を取り、画面越しにすべて撮影しました。
※子宮の画像をご覧になりたい方は、こちらのURLから↓
https://docs.google.com/document/d/13OgksRZvkklfIiEBjLKiZCoK_zlS7DGCROlYFpwk0RU/edit?usp=sharing
内臓ですから……覚悟されてくださいね☆
血が苦手な方は、見ないほうが無難です。
ひょうたん型になっている子宮が映ります。
写真でいうと、上の球体が白っぽくて、下の球体が赤い、つまり普通の内臓のように見えます。
下の球体(のみの、もう少し小さいくらい)が、本来の子宮の大きさだそうです。
それが、変形して大きく膨らんでいるのがわかります。
特に、白くなっているのはすべて筋腫だそうです。
お腹に収まっていた時の位置は、上にある白いほうが右側。
明らかに膨らんでいるな、と外側から触れた右側は、子宮が筋腫でパンパンだったわけです。
その、白く膨らんだ子宮をパカーンと割った写真もありました。
何に例えたらいいのだろう……。
丸々と太ったソーセージを切った感じ?
詰まっているものの白いところは筋腫だと言われますが、ほぼ白です。
次の写真は、子宮に癒着してしまった卵巣の写真です。
ね、癒着してるでしょ、はがすの無理でしょ? という証拠写真のようにも見えます(笑)。
写真を見たくない方に、この状態の卵巣を言葉でなんと説明すればいいのか……。
子宮に擬態して張り付いたオタマジャクシみたいな。
膨らます前の肉素材の風船を子宮に張り付けたような(肉素材ってw)。
そんな見た目であります。
次は子宮の角度を変えて、ひょっとこの白い口みたいな部分が大写しになります。
ここは、子宮頸部です。
(すみません、”頸部”と”頚部”、どちらが正しい字なのかわかりませんでした💦
今回は“頸部”で統一します)
「頸部も一部切除しました。残ってはいるので完全ではないのですが、子宮頸がんになりにくくなりますよ」
とのこと。
写真はここまでで、「ワインのコルクスクリューのようなものを子宮に刺して、吊るすように固定して手術をしたんですよ」などの説明もしてもらいます。
(どの患者さんにも、ここまで説明するのでしょうか? 私がアレコレうるさく聞くので、説明してくれたのでしょうか?💦)
全ての説明を受けた上で、私は2点、質問がありました。
「卵巣」をネットで画像検索すると、だいたい子宮の両サイドに、いちじくの実のようにぶら下がっています。
私は左の卵巣は切除しましたが、右の卵巣は残っています。
子宮をとったら、残った卵巣はどこに繋がっているのでしょうか?
「卵巣は、子宮とつながる靭帯と、体側(外側)につながる靭帯があります。手術で子宮側の靭帯を切りましたが、体側の靭帯につながっているので、プカプカ浮くような状態にはなりません」
とのこと。なるほど、なるほど。
もうひとつの疑問は、みなさんにも、ものすごく興味があると思います。
「子宮を取った場合、性行為で射精されると、精液はどこに行くのですか?」
ものすっごく気になりませんか!?
私は興味津々です!
パートナーがいない今、純粋に知的好奇心で聞きました!
「ご夫婦の営みについては、手術後3か月は控えていただくようにお伝えしています。その後、行為をすることは可能なのですが、膣を縫い合わせているので塞がっています」
(縫った糸は自然に溶けるそうですが、縫い目は完全に塞がるそうです)
つまり、精液は逆流するそうです。ゴムをつけたほうがよさそうですね!
また、縫い合わせたといっても奥なので、スーパーロングサイズでない限り、通常は縫い目まで届かないそうです。安心ですね(?)✨
さてさて。
こんな下世話な感じで、私の子宮摘出レポートは終わります(笑)。
あまり深刻にしたくなかったのと、読み物として楽しんでいただきたかったので、軽いタッチで書かせていただきました。
それでも、子宮摘出をすることが決まり、脅えている方の不安を軽減できたらという思いで書きましたし、参考になるように、できるだけ情報を詰め込んだつもりです。
私の経験が、少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
追伸:
これを書き終わった1月15日現在、まだお腹のテープが取れていません。
ですので、お腹のビフォー・アフター写真の、アフターをまだ撮影できません。
テープが取れたら、サラリと写真をアップしますので、ご興味があるかたはまた覗きに来てください。
遅くても、2月にはアップできているはずです。
現状のご報告をいたしますと、お腹の痛みは0ではありませんが、日常生活に支障はありません。
もちろん、極端に重い物を持ったり、走ったりはできそうもありませんけども。
また、湯船にもまだ入れません(シャワーはOK)。
まだまだ寒い冬が続きますので、早く湯船に浸かりたいです。
みなさまの健康を祈っております。健康第一!
それでは、また!
子宮を全摘することになったので、すべてレポートします じゅん麗香 @junreika
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