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第17回『椅子』:椅子魔術大辞典<タブレットマギウス>への応援コメント
楽しく拝読しました😌
「電書魔術の即売会」に文学系の同人誌即売会を、「電書魔術」に文学系の同人誌を連想しました☺️
「電書魔術」がどういうものなのか、なんとなくイメージは、各「電書魔術」ごとに、「これがこうなってこうなる」「A→B→C」「これとこれは繋がっている」「A―B―C」「これとこれは真逆」「A≠B」みたいなシステムがあって、発動すると展開する……みたいなイメージを、漠然となのですが思い浮かべました☺️
『椅子魔術大辞典』はニッチなのですね!
椅子であり魔術でもあり大辞典でもある。タイトルからとても濃厚な感じがします💡
私は今まで(今も?)椅子というものについて、分類分けして考えたり、知識を深めたり、知識をコレクションして1冊にまとめたいと考えたことがなかったので、『椅子魔術大辞典』の「電書魔術」を書いた人は、世の大半の人たちがあまり深く考えないだろう分野(椅子)について掘り下げ、「電書魔術」という形にしてまとめ、『椅子魔術大辞典』として自分以外の人の手に渡ることを望んでいるのかもしれないと感じました。
もし私がこの「電書魔術の即売会」に客? の立場でここにいて、売り子さんに『椅子魔術大辞典』を勧められたら…。きっと私は、タブレットを拝見して、椅子…椅子についての作品か。私は椅子に特に関心はないけれど、でも『椅子魔術大辞典』は椅子について深く掘り下げているようだ。いったい何がこの大辞典の発行者の情念を駆り立てたのだろう? 私が知らないだけで、椅子って奥深くて魅力的な世界なのかな? 椅子に特に関心はないけれど、椅子についてものすごく情念を込められた大辞典はちょっと見てみたいような気も……。あ、でもどうだろう、新しい世界が開けてしまったら、いいんだろうかそれは。ここで踏みとどまった方がいいのか…? とかあれこれ考えて、少し立ち止まって考え込んでしまいそうです。
>売り子は僕の肩口の、白い猫毛を抓み上げる。
のところ、僕さんは白猫の一族? なのですね💡 この世界では、僕さんのような白猫はやや珍しいのかもという印象を受けました。
僕さんが白猫関係の一族なら、僕さんは『猫椅子魔術大百科』は自分事として惹かれる気がする…! と思いました。
僕さんは『椅子魔術大辞典』では「ニッチと言わずしてなんと言う。」と思ったようだけど、『猫椅子魔術大百科』だったら……? 「爪研ぎ、クッション、人膝・脚・腹、洗いたてセーター。」に猫として、もう本能的に飛び付いてしまうのでは? と🤭🎵
そしてこの売り子さん、やり手だな✨ と思っちゃいました🤭🎵(笑) 僕さんの反応をみながら、的確に勧めている…!
売り子さんは僕さんに対しては初めから
『猫椅子魔術大百科』を勧める気だったのかもしれない…? 『椅子魔術大辞典』を勧めたのは少しフェイント? が入っていたのかも…? とか考えて(妄想して)しまいました😄🎵(笑)
楽しく拝読させて頂きましたっ☺️🎵
作者からの返信
コメント、ありがとうございます!
タブレットマギウスは、「魔道書が電子書籍化したら?」というアイディアが元になった共有世界観です。MANAという素子が大気に満ちていて、タブレットからSIMを通してMANAに働きかけて魔術を起こします。
即売会は察して頂いた通り、素人が書いた魔術書の即売会で、椅子魔術大辞典は、ありとあらゆる椅子を魔術で再現するという椅子マニアの椅子マニアのための魔術書です。ただし、座り心地を確かめると直ぐに魔術は解けてしまいますが。(コミックマーケットなどにはこんな感じの『誰得』な本がありまして、そのイメージでした)
椅子に特に興味が無くても、こんな物あったら思わず見入ってしまいますw
書いた方はきっと猫好きなのでしょう。猫は『何故そこが』という所を気に入ったり、座布団・布団として愛用したりします。性格の強い子だと、洗われただけで”気に入らない”と表明したりするそうですし、洗い立て、取り込んだばかりのシャツに乗って猫毛を着けてくれたり。
そういう猫のための椅子も追求した……という辺りがマニアさとか、ニッチさとか、「即売会ィ!」という感じかな、と。
主人公君の属性はご想像にお任せしますw
猫、猫好きなら、この魔術書はきっとたまらないものでしょう……☆
長文の考察、ご感想、ありがとうございました!
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第9回『育つ』:育った木の中への応援コメント
楽しく拝読させて頂きました。
今日は、お話が面白かったとお伝えしたく、コメントさせて頂いております。
読んでいて、「巨大な杉」の根本に空洞がある状態は、建築で例えると、地盤が弛んでいるのに建物を立ててしまった感じだろうか? と連想しました。
学校で例えると、教育内容に大きな難点があるのに、そのまま生徒に教えている感じだろうか? と連想しました。(失礼な例えですみません💦)
『苗木』は私さん(子供)が、これから育てる自分の価値観のような感じだろうか? と連想しました。
「巨大な杉」の根本に空洞があり、「見揚げた視界のすべてを覆」う「枝」は、親戚関係で例えると、先祖がおかしいのに、親戚関係(横の繋がり)だけはガッチリ繋がっていて、絡み合っていて、私さんが違和感を抱いたり、不快に思っていても、関係が振りほどけない感じだろうか? と連想しました。
「『杉』の母の言葉の一つ一つが私を作る。」というのは、親(や学校など)から教育や躾を受ける中で、影響を受け、自分の性格や価値観などを作っていく感じだろうか? と連想しました。
親(や先生)は、子供より立場が強いので、ある意味支配関係になりやすいのかもと。
親(や先生)の価値観が歪んでいた場合、子供はどうしても思想を強要されたり、価値観に影響を受けたりすると思うので、ある意味洗脳されているような感じなのかもしれない、と連想しました。
「もっと枝葉を自由に広げられたらどうだったか。草原のなかにポツンと生えていたならどうだったか。」
のところに、
もしもっと自由に伸び伸びと育てられていたら、今の私はどんな風だっただろう…。
もし違う環境で育てられていたら…、今の私はどんな風だっただろう…。
と、私さんは「時折そんなことを思」っているかな、と。
「木でない私」というのは、私さんは、子供時代に所属していたコミュニティ(家や学校など)で、周りに染まれない「自分」 を持っていたのかも、と。
私さんが子供時代に周りにいた人たちはまるで「木」のよう。
彼彼女らは「自分」がなく周りに合わせてばかりで、しかも横の繋がりが絡み合うように密だったのかも…。
しかも彼彼女たちには「自分たちには自分がない」(「自分たちは独立した人間というより、主体性のなさはまるで木のようだ」)いう自覚が無いように、私さんからは捉えられているのかも。私さんからは、彼彼女たちはまるで「根本に大きな虚を抱えて」いるように認識されているのかもと想像しました。
「私の木の大きく育った虚の中」に、私さんの心は、ひょっとしたら空虚な感覚があるのかもしれない…。けれど私さんは、そんな空虚さからも、何かを創りだしているのかもしれないと思いました。
そして「今は相棒や友人や子供や恩師が住み着き」のところに、私さんは掛けがえのない大切なものを築かれたのかもしれない、と思いました。
「時々火の粉が舞い飛んでいる」のは心配ですが、私さんが今、空虚さを抱いていたり、色々周囲からのトラブルの余波を受けつつも、私さんの1日1日が、楽しかったらいいな。これからも沢山、私さんの周りに、今後大切になる人たちが増えていったらいいな。私さんが笑顔な時間が増えるといいな、と、読後あれこれ想いながら楽しく拝読いたしました♪
(解釈違いや気持ちの押し付け感想になっていたらすみません💦)
作者からの返信
長文コメントありがとうございます!
300字の中にありったけ詰め込んで居るので、「コレはどういうことだろう」考えていただけると嬉しいです!
ここしばらく『教育とは何か』とか『教育と洗脳の違い』を考えています。専門家ではないので、自分の中で納得のいく形を探している程度ですが。
植物は細胞が硬いので、中が空洞でもある程度は問題ありません。枯れないために必要な部位は外側なので、自重を支えられれば洞があっても問題ありません。
最初は親から、次には先生や友人達マスメディアから教えられる常識とか、信仰とかいうものは、中身がなくてもそのものだけで自分を形作るものに成り得ます。洞が生まれるか否か、出来てしまった洞をどうするかはその人次第。そして、その形、有様、周囲との関係によっては自分もろとも燃え落ちる原因にもなり得ます。
そんなことを考えながら書きました。
小説は『こんなことを感じてもらえたら嬉しい』と思いながら書いています。
しかし、解釈は読む方のもので在るべきだと思っています。
思ったように感じていただけたらもちろん嬉しいですし、そうでなくても何か思ってもらえたら嬉しいです。そして、それをコメントいただけると、とてもとても嬉しいです。
今回もありがとうございました。
この『木』の彼女は、自分で選んで入れた洞を埋める大事なものと、自分の力成長続けていくのだと思います。
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第7回『朝』:宿泊学習への応援コメント
(先日はお返事をありがとうございました☺️。お返事の内容、興味深く、ひとつひとつ辿るように拝読いたしました😌)。
今回のお話は、(水面下で)何について描かれているんだろう? と思いながら、作中の言葉から浮かんでくるイメージを辿りながら、拝読いたしました。初読みの今日の段階で感じた解釈を、お伝えさせて下さい。
私さんは今まで『地下都市』で『授業』を受けていた。
たぶん『授業』では、みんなで同じものを見て、みんなで同じ解釈をしてロマンスを感じ、共有しましょうという方向で進められていたのかも…。
だけど私さんからすると、『授業』で説明される『朝』は、普通にただの事象(メカニズム)でしかないのかもと感じました。
私さんは、教師(?)の話(「朝になると日が昇りますよー」等)自体は理解できても、そこから「素敵!」とか「きれいだよね! 分かるー!」とかの、話を感情に連動させて、連帯感を深める流れ(?)は、どうにもピンとこなくて、困惑(?)しているのかも…、と。
「『授業』の意図がわからない。」
のところ、日が昇ったね、だから何?ロマンスを感じないといけない流れなの? 先生は私に何を求めているの?? でも私以外のみんなはなんかロマンスを感じて、連帯感を深めているようだし…、何だか居心地悪いな……と考えているのかもしれない…と。
納得はしてないけれど、学校(?)から課せられた指示(カラキュラムやルール、スケジュール)である、
「4時半に叩き起こされ、着替えだけして玄関集合。メモを持たされ即解散。」
などには従ってきたのかもと思いました。
内心悶々としながら過ごしていたけれど、「地下都市にはない外」に出た最初の日。
「湿った風が剥き出しの肌に纏い付く。」
「景色は暗く、空だけ明るい。」
「頭上は紺で月が浮かび、東に向けて黄味が増す。山の縁は燃えるほどに。」
のところ、私さんが初めて自分で直接見て、肌で感じた外の世界に。紛れもない現実の光景に、初めて心底感動したのかも、と感じました。
「風が抜ける。青臭い。地下都市にはない外の臭い。」
のところ、初めて清々しい気持ちになったのかも。初めて、わたし今生きてる! って実感したのかも、と思いました。
そして初めて見た「カラスウリ」に魅せられ、強い関心を抱いたのかもと感じました。
「カラスウリ」にとても惹かれ、すごく好き!! と思ったのかも…。
「それは儚い一夜のドレスで、月の舞踏会で躍るようで。」のところ、私さんは「カラスウリ」に強いロマンスを感じたのかもと思いました。
地下都市の『授業』で受けた『朝』などの話からはなんのロマンスも感じなかったし、クラスメイト(?)たちとロマンスを分かち合うこともなかったけれど。今私さんは初めて目にする「カラスウリ」に、ロマンスを感じているのかもと。
「始業式。私のレポートは5枚になった。」
のところ、好きになった「カラスウリ」についてのレポートは、私さんが今まで書いたことのない位の熱量で、執筆したのかもと思いました。「ラブレター」ではなく「レポート」なのは、私さんにとっての愛は、レポートという形式で綴られているのではないかと感じました。
「始業式。」のところに、私さんの人生は、今ここから始まったのかもしれないと思いました! 私さんが初めて人生の『朝』を感じ、日が昇り、爽快な気持ちになったのかもと。
とても面白かったです。
楽しく拝読させて頂きました☺️🎵
(わたしコメント欄で喋りすぎているようでしたら、すみません😣💦)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
こちらは『肌感覚』をどうすれば描けるだろうかと思いつつ書いた300字でした。
時々使う世界観に地下都市ものがあります。大空洞のようなファンタジックなものではなく、東京や札幌、福岡天神、大阪梅田などの巨大な地下街をさらに縦横に大きくしたもので、10層、深度200mくらいのものです。
気温湿度は一定で、天候に悩まされることもありません。町の外に出ることは難しくないですが、酷暑、酷寒、雨やら風やらがあって面倒です。
そんな街で生まれ育った子どもが『朝』を知る。その時どう思うだろう、どういう衝撃を受けるだろう。
夜明けの空気感、明けゆく空の色、夜開く白い花。言葉では表現しきれない感覚をどうすれば描けるだろうか。
『私』が知った『朝』を感じて頂けたら幸いです。
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第4回『靴』:お手柄下男への応援コメント
何回も読み返し、今回の御作品で起こっていたことは、こいう事かなと私なりに解釈してみましたので、解釈違いかもなのですが、よかったらお伝えさせて下さい😌
「深夜」、幽霊騒ぎがあった。
屋敷の中をコソコソと歩き回り、不審な動きをしていた。犯人は下男。屋敷の宝(高く売れるもの)を盗もうとしていた。または、盗むための準備(逃走経路の確保など)をしていた。
屋敷の住人や使用人が、下男の姿を目撃。
だけど正体は下男だとは判らず、また下男が上手いこと逃げたため、目撃者たちは幽霊なのだと思い込み、屋敷の中は騒ぎになった。
「幽霊騒ぎを忘れるため」舞踏会が開催された。
最中、「お嬢様」が姿を消す。
「お嬢様の兄上」のもとに脅迫状が届く。
お嬢様の長髪の一部も同封されていた。
お嬢様の「長髪の断面」は「真円」。
お嬢様の捜索が始まる。
「警備人」が「泥濘んだ地面には四つの靴跡」を発見。お嬢様はどうやら、3人の男(多分)に誘拐され「雑木林」連れていかれたのだと判断、お嬢様救出のため「雑木林へ入って」いく。
そんな中、下男は、
「地面への沈み方は目方のある女性のもの」
「茂みは狭く跡がない」
「地面に落ちていた長髪の断面は楕円で、お嬢様のものは真円」
「髪に残る洗髪料の香も違う」
ということに気が付く。
「あの靴跡は偽物」で、お嬢様は森ではなく屋敷のどこかで生け捕りにされていると主張。
お嬢様の兄上と下男は屋敷を捜索、お嬢様を無事に発見。
下男はお嬢様の兄上から、「お手柄」として「十分すぎる報奨」を受け取った。
だけどこれらは下男の計画通り。
全ては下男が企てたことだった。
幽霊騒ぎを誤魔化すために、急遽お嬢様を誘拐騒ぎを自演したのか、または最初からお嬢様誘拐自演が目的で、格好の状況(舞踏会)を作るため、意図的に幽霊騒ぎを企てたのか。
下男は、お嬢様誘拐を自演、自分で推理し解決して「お手柄」として大金を得た。計画通りで内心大喜びの下男。
だけどお嬢様の兄上は、昨晩の幽霊騒ぎの犯人が下男であることに気が付いていた。ただ証拠がなかったので、「深夜の幽霊騒ぎを忘れるため」という名目で、舞踏会を開催した。下男の企みをあぶり出すための罠だった。
そして下男は「即時解雇」された。
今回、下男の上をいく「お手柄」をあげたのは、お嬢様の兄上だった。
と解釈いたしました。
(私の妄想だったらすみません💦)
楽しく面白く、拝読させて頂きました。
ありがとうございました!✨
作者からの返信
こちらも丁寧なコメントありがとうございます。
300字SSでは、300字という制約の中で何処まで情報を詰め込めるか、毎回奮闘しています。
幽霊騒ぎの犯人は下男です。察していただけて嬉しいです。
お嬢様の髪の『断面』を知っていたのがお手柄となった理由の一つですが、普通『下男』がそれを知るでしょうか。
(ちなみに私はくせ毛が強いので、風呂場やら髪を梳く時に、『楕円だ……』としげしげ自分の髪を眺めたりしていました)
知っていた理由は間近で見ているから。お嬢様が寝ている時に寝室に忍び込み、灯りを返す髪を一房手に取って香りを嗅ぎ眺めたりしたのかも知れませんし、櫛に絡まる髪の毛を入手したりしていたのかも知れません。
誘拐騒ぎは下男の思惑とは別の出来事の想定でしたが、次男は手柄でお嬢様を手に入れたかったのでしょう。しかし、それは叶いませんでした。
兄上様は誘拐犯からも、ちょっと危ない(ストーカー的な)下男からも妹を守り抜きました。
解釈を頂くと、どう読んでいただけたのか、どういう情報が不足していたのかを把握できます。とても有り難いです。
そして、楽しんでいただけたのでしたらこれ以上なく嬉しいです。
今回もありがとうございました!
編集済
第3回『おくる』:先へへの応援コメント
面白くて、わくわくしながら拝読いたしました。
作中の単語の数々は、何かを比喩しているのかもしれないと感じました。私はSF好きだけど無知のため、違っていたらお恥ずかしいというか、大変申し訳ないのですが、SFには読んでいて、比喩を自分なりに読み解く楽しみ方もあるジャンルなのかもしれないと感じました。
「未来を救う現人神の姉様」の主張は、たぶん正しくて、無垢な善意からなのだろうけども…。たぶん理想論で、現実離れしているのかも……と感じました。
世話係たちは、衣服の様子から生活が厳しい様子なのに、姉様は贅沢な暮らしをしているようで…。
姉様は理想的な慈悲の気持ちから、高潔な使命を果たそうとしているのだろうけれど…。救うべき人たちの現状、目の前の現実は見えていないようで、問題を解決して皆を救うどころか、むしろコスト面から教団の負担になっているようで…。
姉様も、そういう役割を課されて生まれてきたようだから、姉様に悪意があるわけではないんだろうけども……。
世話係たちは、これ以上は無理だと、姉様に現状の厳しさを伝えたくても、たぶん姉様には話が通じないのを分かっているから、相当我慢しているんだろうな……と思いました。
私さんは、長年続いている世界の問題と、姉の問題をずっと見ていて。もうどうにもならない。世界の問題は解決されないし、救ってくれるはずの姉様は、むしろ問題を増やしてしまっている。もう支えきれない…と判断して、覚悟を決めて、姉様を「世紀間睡眠装置」で問題を敢えて「先送り」したのかも…と、あれこれ想像しながら、楽しく拝読いたしました(*´﹀`*)。
拝読していて、読後も想像が広がり、私なりにパズル解きにチャレンジさせて頂いてるような楽しさも頂けて、とてもワクワクしました(*´﹀`)。
ありがとうございます。
作者からの返信
考察、ありがとうございます。
読み解いていただいた通りのことを思いながら書きました。
現人神は大切にされますし、お金などの世俗の悩みから遠ざけられることでしょう。無垢で正しい思想は、時に残酷になります。人の興す宗教団体は世俗のもので万能ではありません。
私はメタファー、暗喩、ダブルミーニングなどをよく手段として使います。『何を書いているんだろう?』と思って考えていただけたら非常に嬉しいです。
丁寧なコメントをありがとうございました!
第8回『鳥』:ポスト伝書鳩<タブレットマギウス>への応援コメント
タブマギ良いですよね!
個人的にはラストが、決意というか。気軽な会話がより、重さを増していくのが。この重厚感が良きですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
もしかしたら、と思いつつ、そんなそぶりを見せない男友達という感じで読んでいただければ嬉しいです。m(_ _)m
編集済
第8回『鳥』:鳥があり草木がそよいだへの応援コメント
壮大で、なま唾飲むような展開に「ひっ」なりました💦
作者からの返信
出来たばかりの離島の始まりは鳥だと思いますが、居なくなるときは? と思いました。ありがとうございました。
編集済
第20回『回る』:使い回しのナニードールへの応援コメント
拝読していて、想像や連想が広がっていく感じが、面白いなぁと感じました☺️🤍
AIナニードールのMは、
「無料貸与」「使い回し」とのこと。
社会的には、タダで使えて代わりのきく、価値や地位の低いものとして捉えられているのかもと思いました。
実際Mは、トップクラスのAIではなくて、ありふれたAIなのかもしれないと感じました。
でも「私」にとっては、成人時に別れてからも「親愛と尊敬」の大切な対象なのだと感じました。
AIは機械(システム)だから、心はないのかもしれない。心のない機械は、人間より下の存在と認識されがち。
でも、人間の心ってそんなに無条件で素晴らしいものだろうか?
少なくとも「私」の父はどこかへいってしまったようだし(色々事情はあるのだとしても)、母は夜職と男にかかりっぱなしで「私」さんを実質、育児放棄していた様子。男に溺れたそんな母の情(心)は、本当に機械以上の素晴らしさがあるんだろうか?
とかあれこれ感じて考えました。
Mはマザーのようだと感じました。
あなたは特別なのよと、「私」の肯定感や自尊心を育て、
今のあなたには勉強が必要なのよと、「私」がこの先生きていくために必要なことを教え、
成人したらあなたは自分の意思で、生き方を決めて行動していくことができるのよと、社会に送り出し、Mは「私」さんの巣立ちを見送り、「私」さんの人生に纏わりついて邪魔したりはしない(過度の干渉などはしない)。
端から見ると、Mが「私」さんの役割を果たしていると思いました。
(そして親としてそうあることがどれだけ難しいだろうとも考えながら)
成人を前日に控えた「私」さんは、もうMから庇護されること、教育を受けることを必要としなくなったのではないか、と感じ。あぁ「私」さんは成人したんだと感じました。これからは、何が必要なのか、何を学ぶか、何を常識とするか、「私」さんが決め、行動しながら生きていくんだろうなぁと。
「Mを遣わした元」がどういう意図でMを「私」さんに遣わしたのかは分からないけれど(ひょっとしたらピンポイントで「私」さんだけを対象にして遣わしたのではないのかも)、Mさんは「私」さんの親であり、「Mを遣わした元」は「私」さんたちにとって教師のようだと、感じました。
人によっては、「Mを遣わした元」さんを神のように感じるのかもしれないと思いました。
「Mを遣わした元」さんに人格や意思のようなものがあるのか、それともシステム的な存在なのかは分からないけれど…と想像がどんどん膨らみます。
機械に心があるのかは分からないけれど、AIのMが「自由意思を行使できるのは喜ばしい」と認識しているところ(インプットされたままに言ったのかもしれないけれども)も面白いなぁと思いました☺️
もしMがインプットされたままに言ったのだとしても、それはある意味、Mが誰かにそう教育され、Mは教育されたことを「私」さんに教えているから、Mもまた誰かに「教育」された状態なのでは? とも思い。
「教育されること」に「本人の意思(心)」は必ずしも必須なのか?? とかも想像が広がりました。
拝読していて想像や連想が膨らみ、楽しい時間を過ごさせていただきました😊✨
ありがとうございます😌✨
作者からの返信
丁寧なご感想をありがとうございます。
300字は、ちょっと面倒な事を考えると書き切れず、余白をつくることになります。色々考えていただいてとても嬉しいです。
Mは個人的なイメージはありますが、読む方に拘わる点ではないので、お好きに当てはめていただいて構いません。Motherかもしれません。
AIは、設定にも依りますが自ら学んで進化する物です。(学習し、パラメータを調整し続ける、というイメージですが)使い回されたMは、ナニードールが必要な様々な家庭を経験し、そのような家庭で子供を育てる上での『最適解』を持って『私』に対します。その家庭教育はどんな物か。その教育の上で成人し社会に出て行く『私』はどんな人格を形成するのか。そんなことを考えてはいました。
行間を考え、それの善し悪しを思い、何かを感じていただけたら幸いです。
今回もありがとうございました。