このエピソードを読む
2024年8月21日 19:05 編集済
拝読していて、想像や連想が広がっていく感じが、面白いなぁと感じました☺️🤍AIナニードールのMは、「無料貸与」「使い回し」とのこと。社会的には、タダで使えて代わりのきく、価値や地位の低いものとして捉えられているのかもと思いました。実際Mは、トップクラスのAIではなくて、ありふれたAIなのかもしれないと感じました。でも「私」にとっては、成人時に別れてからも「親愛と尊敬」の大切な対象なのだと感じました。AIは機械(システム)だから、心はないのかもしれない。心のない機械は、人間より下の存在と認識されがち。でも、人間の心ってそんなに無条件で素晴らしいものだろうか?少なくとも「私」の父はどこかへいってしまったようだし(色々事情はあるのだとしても)、母は夜職と男にかかりっぱなしで「私」さんを実質、育児放棄していた様子。男に溺れたそんな母の情(心)は、本当に機械以上の素晴らしさがあるんだろうか?とかあれこれ感じて考えました。Mはマザーのようだと感じました。あなたは特別なのよと、「私」の肯定感や自尊心を育て、今のあなたには勉強が必要なのよと、「私」がこの先生きていくために必要なことを教え、成人したらあなたは自分の意思で、生き方を決めて行動していくことができるのよと、社会に送り出し、Mは「私」さんの巣立ちを見送り、「私」さんの人生に纏わりついて邪魔したりはしない(過度の干渉などはしない)。端から見ると、Mが「私」さんの役割を果たしていると思いました。(そして親としてそうあることがどれだけ難しいだろうとも考えながら)成人を前日に控えた「私」さんは、もうMから庇護されること、教育を受けることを必要としなくなったのではないか、と感じ。あぁ「私」さんは成人したんだと感じました。これからは、何が必要なのか、何を学ぶか、何を常識とするか、「私」さんが決め、行動しながら生きていくんだろうなぁと。「Mを遣わした元」がどういう意図でMを「私」さんに遣わしたのかは分からないけれど(ひょっとしたらピンポイントで「私」さんだけを対象にして遣わしたのではないのかも)、Mさんは「私」さんの親であり、「Mを遣わした元」は「私」さんたちにとって教師のようだと、感じました。人によっては、「Mを遣わした元」さんを神のように感じるのかもしれないと思いました。「Mを遣わした元」さんに人格や意思のようなものがあるのか、それともシステム的な存在なのかは分からないけれど…と想像がどんどん膨らみます。機械に心があるのかは分からないけれど、AIのMが「自由意思を行使できるのは喜ばしい」と認識しているところ(インプットされたままに言ったのかもしれないけれども)も面白いなぁと思いました☺️もしMがインプットされたままに言ったのだとしても、それはある意味、Mが誰かにそう教育され、Mは教育されたことを「私」さんに教えているから、Mもまた誰かに「教育」された状態なのでは? とも思い。「教育されること」に「本人の意思(心)」は必ずしも必須なのか?? とかも想像が広がりました。拝読していて想像や連想が膨らみ、楽しい時間を過ごさせていただきました😊✨ありがとうございます😌✨
作者からの返信
丁寧なご感想をありがとうございます。300字は、ちょっと面倒な事を考えると書き切れず、余白をつくることになります。色々考えていただいてとても嬉しいです。Mは個人的なイメージはありますが、読む方に拘わる点ではないので、お好きに当てはめていただいて構いません。Motherかもしれません。AIは、設定にも依りますが自ら学んで進化する物です。(学習し、パラメータを調整し続ける、というイメージですが)使い回されたMは、ナニードールが必要な様々な家庭を経験し、そのような家庭で子供を育てる上での『最適解』を持って『私』に対します。その家庭教育はどんな物か。その教育の上で成人し社会に出て行く『私』はどんな人格を形成するのか。そんなことを考えてはいました。行間を考え、それの善し悪しを思い、何かを感じていただけたら幸いです。今回もありがとうございました。
編集済
拝読していて、想像や連想が広がっていく感じが、面白いなぁと感じました☺️🤍
AIナニードールのMは、
「無料貸与」「使い回し」とのこと。
社会的には、タダで使えて代わりのきく、価値や地位の低いものとして捉えられているのかもと思いました。
実際Mは、トップクラスのAIではなくて、ありふれたAIなのかもしれないと感じました。
でも「私」にとっては、成人時に別れてからも「親愛と尊敬」の大切な対象なのだと感じました。
AIは機械(システム)だから、心はないのかもしれない。心のない機械は、人間より下の存在と認識されがち。
でも、人間の心ってそんなに無条件で素晴らしいものだろうか?
少なくとも「私」の父はどこかへいってしまったようだし(色々事情はあるのだとしても)、母は夜職と男にかかりっぱなしで「私」さんを実質、育児放棄していた様子。男に溺れたそんな母の情(心)は、本当に機械以上の素晴らしさがあるんだろうか?
とかあれこれ感じて考えました。
Mはマザーのようだと感じました。
あなたは特別なのよと、「私」の肯定感や自尊心を育て、
今のあなたには勉強が必要なのよと、「私」がこの先生きていくために必要なことを教え、
成人したらあなたは自分の意思で、生き方を決めて行動していくことができるのよと、社会に送り出し、Mは「私」さんの巣立ちを見送り、「私」さんの人生に纏わりついて邪魔したりはしない(過度の干渉などはしない)。
端から見ると、Mが「私」さんの役割を果たしていると思いました。
(そして親としてそうあることがどれだけ難しいだろうとも考えながら)
成人を前日に控えた「私」さんは、もうMから庇護されること、教育を受けることを必要としなくなったのではないか、と感じ。あぁ「私」さんは成人したんだと感じました。これからは、何が必要なのか、何を学ぶか、何を常識とするか、「私」さんが決め、行動しながら生きていくんだろうなぁと。
「Mを遣わした元」がどういう意図でMを「私」さんに遣わしたのかは分からないけれど(ひょっとしたらピンポイントで「私」さんだけを対象にして遣わしたのではないのかも)、Mさんは「私」さんの親であり、「Mを遣わした元」は「私」さんたちにとって教師のようだと、感じました。
人によっては、「Mを遣わした元」さんを神のように感じるのかもしれないと思いました。
「Mを遣わした元」さんに人格や意思のようなものがあるのか、それともシステム的な存在なのかは分からないけれど…と想像がどんどん膨らみます。
機械に心があるのかは分からないけれど、AIのMが「自由意思を行使できるのは喜ばしい」と認識しているところ(インプットされたままに言ったのかもしれないけれども)も面白いなぁと思いました☺️
もしMがインプットされたままに言ったのだとしても、それはある意味、Mが誰かにそう教育され、Mは教育されたことを「私」さんに教えているから、Mもまた誰かに「教育」された状態なのでは? とも思い。
「教育されること」に「本人の意思(心)」は必ずしも必須なのか?? とかも想像が広がりました。
拝読していて想像や連想が膨らみ、楽しい時間を過ごさせていただきました😊✨
ありがとうございます😌✨
作者からの返信
丁寧なご感想をありがとうございます。
300字は、ちょっと面倒な事を考えると書き切れず、余白をつくることになります。色々考えていただいてとても嬉しいです。
Mは個人的なイメージはありますが、読む方に拘わる点ではないので、お好きに当てはめていただいて構いません。Motherかもしれません。
AIは、設定にも依りますが自ら学んで進化する物です。(学習し、パラメータを調整し続ける、というイメージですが)使い回されたMは、ナニードールが必要な様々な家庭を経験し、そのような家庭で子供を育てる上での『最適解』を持って『私』に対します。その家庭教育はどんな物か。その教育の上で成人し社会に出て行く『私』はどんな人格を形成するのか。そんなことを考えてはいました。
行間を考え、それの善し悪しを思い、何かを感じていただけたら幸いです。
今回もありがとうございました。