応援コメント

第3回『おくる』:先へ」への応援コメント


  • 編集済

    面白くて、わくわくしながら拝読いたしました。

    作中の単語の数々は、何かを比喩しているのかもしれないと感じました。私はSF好きだけど無知のため、違っていたらお恥ずかしいというか、大変申し訳ないのですが、SFには読んでいて、比喩を自分なりに読み解く楽しみ方もあるジャンルなのかもしれないと感じました。

    「未来を救う現人神の姉様」の主張は、たぶん正しくて、無垢な善意からなのだろうけども…。たぶん理想論で、現実離れしているのかも……と感じました。

    世話係たちは、衣服の様子から生活が厳しい様子なのに、姉様は贅沢な暮らしをしているようで…。

    姉様は理想的な慈悲の気持ちから、高潔な使命を果たそうとしているのだろうけれど…。救うべき人たちの現状、目の前の現実は見えていないようで、問題を解決して皆を救うどころか、むしろコスト面から教団の負担になっているようで…。

    姉様も、そういう役割を課されて生まれてきたようだから、姉様に悪意があるわけではないんだろうけども……。

    世話係たちは、これ以上は無理だと、姉様に現状の厳しさを伝えたくても、たぶん姉様には話が通じないのを分かっているから、相当我慢しているんだろうな……と思いました。

    私さんは、長年続いている世界の問題と、姉の問題をずっと見ていて。もうどうにもならない。世界の問題は解決されないし、救ってくれるはずの姉様は、むしろ問題を増やしてしまっている。もう支えきれない…と判断して、覚悟を決めて、姉様を「世紀間睡眠装置」で問題を敢えて「先送り」したのかも…と、あれこれ想像しながら、楽しく拝読いたしました(*´﹀`*)。

    拝読していて、読後も想像が広がり、私なりにパズル解きにチャレンジさせて頂いてるような楽しさも頂けて、とてもワクワクしました(*´﹀`)。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    考察、ありがとうございます。
    読み解いていただいた通りのことを思いながら書きました。
    現人神は大切にされますし、お金などの世俗の悩みから遠ざけられることでしょう。無垢で正しい思想は、時に残酷になります。人の興す宗教団体は世俗のもので万能ではありません。

    私はメタファー、暗喩、ダブルミーニングなどをよく手段として使います。『何を書いているんだろう?』と思って考えていただけたら非常に嬉しいです。

    丁寧なコメントをありがとうございました!