心にやさしい、五感にたのしい

 負の感情が国に災厄をもたらす。百年に一度生まれるという災厄の娘。孤独に生きる彼女に旅人が語るのは——。

 とてもやさしい読後感のお話です。色、音、姿、景色、旅人が話して聞かせる不思議な花や鳥がいる光景を、気がつけば娘と一緒に想像していました。
 うつくしく幻想的で、だけどとても素直でやさしい。心が疲れたとき、眠るまえにそっとひらきたくなる物語です。ぜひ、読んでみてください。

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