切なく、儚い、主人公の葛藤。

孤独で壮絶な人生を歩む主人公。
〝食〟を通じ、家族との絆を心の拠り所にしていた(であろう)少年の健気さに感情移入して涙腺を緩ませ、最後は胸が苦しくなりました。


悲しいお話なのでついつい目を背けたくなる現実を突きつけられるけれど、世の中にはきっと、主人公のような運命を辿っている人がたくさんいる。そんな問題提起も感じ、今の自分に何ができるのか、深く考えさせられました。


願わくば、せめて彼が見た星や景色がどこの星空よりも美しく、彼の慰めとなっていましたように。

心に残る作品をありがとうございました!