山形を舞台にした小説を書くなら、必読の一作です。
山形のソウルフードである芋煮だが、同じ山形でも地方によって味や具材が異なる。これを巡って神様たちが大乱闘を繰り広げるのです。
主人公は東京の大学で山岳サークルに入っている男子大学生。山形には初めて来て、山登りの最中にメンバーに置いていかれてしまった。そこで出会ったのが、天女や古代人、天狗のコスプレをした面々だった。しかもこの三人は、コスプレ姿で芋煮を作り始めて……。
訛りの強い山形弁に翻弄される主人公は、果たして芋煮にありつけるか?
是非、この作品をレシピに芋煮を作って下さい。