舞台を見ているよう

惹きこまれる独白でした。
語り手の現状の人生どころか、前世までも含めた赤裸々な言葉は読んでいるうちに、周りの音も気にならないほどに釘付けにされました。
異常な出来事、卑猥な出来事、そんな事実をたんたんと言葉に乗せる女性に芯の強さと愛情の深さが垣間見え、思わず全て読んでしまいました。

怖いほどに心が強い女性の言葉を聞きたい方はぜひとも開いてみるべきだと思います。