扉の先には別の世界!冬の魔術師を待っていたものとは?

読者も登場人物達と同様、扉の先の別世界を旅するような気分を味わえるとても素敵な作品でした!
子供の頃に夢中で読んだファンタジー小説を思い出します。

魔法とオートマチックという相反するものの共存。そして竜に大樹……。
独特な世界観でありながらも頭の中に映像が思い浮かぶのは、作者様の描写が巧みだからでしょう。そのお陰で読者はファンタジー世界に入り込むことができます!

世界観だけでなく、キャラクターも魅力的です。
不幸体質の魔術師ウィルはイケメンですがどこか抜けていて、でも決める時はしっかり決めます。
ウィルと屋敷で生活を共にする少女カナリアは明るくて天真爛漫。彼女が登場する場面は読んでいて心地いいし、ウィルとの掛け合いがとても面白いです。

何故ウィル達はこの世界に引き込まれたのか?
世界の正体が分かった時、驚きと温かな感動に包まれることでしょう。

皆さんも本作を読んで、扉の先の世界へ冒険に出てみては如何でしょうか?




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