読者も登場人物達と同様、扉の先の別世界を旅するような気分を味わえるとても素敵な作品でした!
子供の頃に夢中で読んだファンタジー小説を思い出します。
魔法とオートマチックという相反するものの共存。そして竜に大樹……。
独特な世界観でありながらも頭の中に映像が思い浮かぶのは、作者様の描写が巧みだからでしょう。そのお陰で読者はファンタジー世界に入り込むことができます!
世界観だけでなく、キャラクターも魅力的です。
不幸体質の魔術師ウィルはイケメンですがどこか抜けていて、でも決める時はしっかり決めます。
ウィルと屋敷で生活を共にする少女カナリアは明るくて天真爛漫。彼女が登場する場面は読んでいて心地いいし、ウィルとの掛け合いがとても面白いです。
何故ウィル達はこの世界に引き込まれたのか?
世界の正体が分かった時、驚きと温かな感動に包まれることでしょう。
皆さんも本作を読んで、扉の先の世界へ冒険に出てみては如何でしょうか?
とても面白かった!普段あまりこの手のファンタジー小説はあまり読まないのですがかなり読みやすく描写が旨かったです。各キャラ達も個性的でどんな感じのキャラなのか頭の中で想像し易い。魔法に竜にトカゲといった程良いファンタジー感と後半の世界の秘密が明かされる仕掛け等先が気になり一気に読んでしまいました。後は食べ物の描写等が丁寧で美味しそう!いつかウィル君は彼がいた元の世界に戻れるといいですね!きっとお友達とかも待っていると思います!
でもせっかくなので戻る前にもっと色んな世界を体験してほしいなとも思いました。頑張れ不幸の魔術師!続編待ってます。