少女は己の道をゆく

幾たびも転生し生来の善良さで人を信じ……しかし、最後には裏切られてきた主人公。
ある時の死に際に「結局は悪党でないと生きられないのか」と諦観を覚えた。
そして新たに生を受けてみれば、マッドサイエンティストによって生み出された実験体だった。
研究所を潰し、そこで囚われていた精霊を助けた主人公が、自分らしく生きていく物語。

タイトルにある「悪党」とは、悪辣に振舞い誰かを積極的に迫害する輩のことではありません。
理不尽に自分の歩みを妨げられるのを嫌い、障害を排除する際に力を振るうことを厭わない。
思い切りよく行動に踏み切り法に縛られずに我を通す、そんな生き様を示す言葉です。興味を持った方は是非お読みください。

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