異世界の歴史の真実は、驚きとロマンがつまってる。

魔法学院に通うセトアには、ある秘密があった。
とある組織に所属し、『学院の地下には古代遺跡が眠っている』という噂の真偽を確かめるという任務を帯びている秘密が。

こんな風に書くと学院で暗躍するスパイものみたいに思われるかもしれませんが、本作にあるのはそういう種類の緊張感よりも、仲間たちと一緒に噂の真実と様々な謎を知っていくという冒険感、ワクワク感です。
遺跡に関することを調べたかったセトアは、同じく遺跡に興味のある、古代魔法研究同好会のアリーア、クノティアと仲良くなり、まずは古代の歴史に関する知識と見物を広めるため、三人で近くにある別の遺跡へと出かけます。

そこでの発見と出会いによって、三人は思いもよらない真実を知っていくことになるのですが、歴史の裏に隠された秘密が徐々に紐解かれていく時の三人の驚きと興奮が、読者の感情ととてもリンクしていて、とても共感しました。

本作には、激しいバトルがあるわけでも、チートスキルで無双するわけでもありません。ですが歴史というロマンと、それを追っていく興奮、そしてそれを一緒に体験していく仲間たちがいます。
彼女たちと一緒に異世界の歴史の魅力にとりつかれてみてはどうでしょう。