心の中に冬の音が鳴るような素敵な気持ち

短歌の連作で綴られるある冬のできごと。

「冬」と聞いて思い浮かぶ、凍てつく寒さ、底知れぬ暗さ、そして、清浄な白さ。
そんなものが巧みな言語感覚とストーリーテリングにより、瑞々しく、穏やかに描かれています。

今は恐ろしい時間を震えながら過ごしていても、いずれ朝が来る、いずれが来る。
そう考えると冬の素敵なところが見えてきて、じーんと冬の音が心から聞こえてきた。
そんな素晴らしい気持ちになれる作品です、貴方も是非!