ざらりとした想いを火に託し

火の受け渡しは、キスに似ている。命の灯火という言葉があるように、火というのはエネルギーであり、生命力すら感じるものである。
どう足掻いても届かない恋心は、花火のように消えていくものか。別の火によって忘れられるものなのか。
不器用な優しさと肯定によって、涙の後には笑顔があれば良いなと思います。
花火でキスをした彼らが、次は花火を見ながら口付けられますように。