星降る素敵な夜に。

 主人公の住むところでは、ある祭りが開かれていた。そこでは、空から降る星を一番多く集めた者は、神様から願い事を叶えてもらえるという話があった。
 誰もが星を集める中、主人公は星を集めなかった。主人公の気持ちは、その祭りになかったから。別のことを考えていたから。
 そんなとき、ある青年に出会い──。


 信じる者は救われる、という言葉があるが、この話はまさにそんな話だと感じた。信じたからこそ起きる、聖夜の奇跡。
 それはさらなる幸運と、新たな願いを連れてくる。そう思わせてくれた。

 もうすぐクリスマスがやって来るが、その前にぜひこの作品を読んでほしいと、そう感じた。

その他のおすすめレビュー

秋野凛花さんの他のおすすめレビュー518