人生とシャボン玉

人生なんて、儚く散りゆくシャボン玉。
青空に流れるシャボン玉を眺めて、人はいったい何を思うのか。
それは人によって、はたまた年齢によって移り変わっていく物なのです。

美しく丁寧な心理・風景描写を通じて人間の成長とシャボン玉の儚さを描き切った力作。とても高校生とは思えぬしっかりした構成で、完成度の高さに思わずため息が出てしまいました。シャボン玉の儚さは変わらずとも、段階を経て変わっていく主人公の価値観は一見の価値ありです。

若き才能と、青春のほとばしりをその眼で確かめたいのなら…。
是非、一読を!