エレベーターでキスし続けるのはえっちが過ぎます。百点。
ギャグのようなタイトルと、著者によるキャッチコピー、あらすじからは想像できないほどまともな青春ミステリ。
寮制の女子校で起こる小さな謎に対し『あれは付き合ってる』と豪語する依頼人役のミコと、それを『付き合ってるわけない』と論破するために謎を解明するクウ。
シンプルな役回りをきっちりこなしつつ、一つの謎につき四話でまとめ上げる構成もハマっており、大変読みやすく、さらに面白い。
また、青春ミステリに合わせてミコとクウの関係が進展する百合話も合わさってくるんだから、これはもう一粒で二度三度おいしい。
最後にもう一度言います。
エレベーターでキスし続けるのはえっちが過ぎます。百億点。