溺愛する王子に自分を卑下する主人公。果たしてこの愛の行方は……

次期国王に決まったリオン王子に対して、主人公ディアナは婚約者に相応しくないと婚約破棄を画策します。その結果、彼女は空回りしていくのですが、実のところそう考えているのがディアナだけであり、彼女を取り巻く人々は少しも気にしていないというところがこの物語の肝なのかなぁと感じました。

文章は読みやすく、主人公に感情移入しやすいです。まだ物語の途中ですけれど、今後の展開に期待してしまいます。

寒く長い夜のお供に。お勧めの作品です。

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