反道徳的な解決方法は当然です。死神ですもの。

死神の元へ自分の魂を刈ってほしいと現れた少年。
クラスメイトからの虐め、親からのネグレクト、警察の無関心……。どん底まで追い込まれた少年ですが、一風変わった報復をもって解決に向かいます。
一般的な道徳に反さないエンタメ的解決ではなくて、この作品ならではの倫理観で撃ち出された解決策からは、一般的・模範的ドラマでは絶対に得ることのできないカタルシスを得られます。

重いテーマですが、コミカルなタッチでライトに読めますので、ご安心ください。
こういうテーマとタッチの塩梅が絶妙なのも本作の良いところだと思いました。