走れ走れ走れ、走り続けるのさ、たまには景色を楽しんで、先があるのならば

はじめはつまらなそうだった。
けど、勝者が楽しい遊びと気づいたあとは、イキイキとサバゲーをしている様子が描けている。
小説風エッセイかしらん。
とにかく、文章がいい。
素直に描写や表現が上手い。

「撃たれた思い出が九割。撃った思い出は一割だ。しかし――その一割がもたらす高揚感に惹かれていたのも事実だった」と振り返っている。
勝者が楽しい遊びだと思ったのだから、楽しかったのは一割。
だから、どういう言い訳をして断ろうかと考えるのだろう。
楽しいのが九割だったら、サバゲーを続けていったかもしれない。
彼女にとって、「知らなくても良い世界」だったのだ。

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