アプリゲー世界に転生。キャラの生成、処分が現実になると…

上編まで読みましたけど、読んでいくほど世界の謎や話の展開が気になっていく作品だと思います。
登場人物の関係や考え方とかも話が進むごとに変わっていくので。その変化も面白いですね。

物語としては、主人公は人類が滅亡してしまった世界で人類復興のために管理AIによって生み出されたアプリゲーの低ランクキャラに転生します。

資材を集めたり、クラフトした武器を使ってモンスターと戦い素材を集めて施設、食料や仲間を生成していくんですが、ゲームならば設定で済んでいたものの、突然記憶なく人格をもって生み出されるなど現実ではありえない事が存在しています。

主人公や仲間は突然そんな世界に身を置くことになり、生きるために戦わなければならないことへの不安などを抱えながらサバイバルをすることになるんですが、当然全てがうまくいくわけではなく、仲良かったキャラが死んだりしていきます。

そんな中で、管理AIの目的や不信感などを話が進むごとに考えるようになり、仲間の死を機に主人公の相棒と二人で管理AIを壊すと決めたところで初編が終わりました。

シナリオをきちんと練っていてシリアスでそれぞれのキャラの心の変化を描く作品だと思いました。
カクヨムではあまり見かけるタイプでないのでつい読み込んでしまいました。

相棒のサンや主人公が葛藤しながらどんな選択をするのかが個人的に気になりますね。

完結していて話数もちょうどいいのでおすすめです。

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