概要
「リサイクルショップだよ。故障したお前を売りに行く」
「父さん、どこへ行くの?」
「リサイクルショップだよ」
「あの隣街にある?」
「そう。あの隣街にあるリサイクルショップだ」
「ぼくを売るの?」
「そうだ」
「高く売れるかな?」
「さあ、どうだろう。頼むから査定で、ぼくは故障しています、なんて言わないでくれよ」
「うん、わかった。ぼくは父さんの言う通りにするよ」
「SFさえあればいい」
深上SF十番勝負、第五番勝負!
第一番勝負
「おやすみなさい、良い夢を」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887958842
第二番勝負
「我が名はレギオン」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894623591
第三番勝負
「闇の中に光る猫たちの
「リサイクルショップだよ」
「あの隣街にある?」
「そう。あの隣街にあるリサイクルショップだ」
「ぼくを売るの?」
「そうだ」
「高く売れるかな?」
「さあ、どうだろう。頼むから査定で、ぼくは故障しています、なんて言わないでくれよ」
「うん、わかった。ぼくは父さんの言う通りにするよ」
「SFさえあればいい」
深上SF十番勝負、第五番勝負!
第一番勝負
「おやすみなさい、良い夢を」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887958842
第二番勝負
「我が名はレギオン」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894623591
第三番勝負
「闇の中に光る猫たちの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!くるくる回る踊るリサイクルする
リサイクルショップに行く、子供を売りに行く、という衝撃的な出だしで引き込まれました。どうなる?先が知りたい、と欲求が高まってきた時に設定や背景が明らかにされ、やはり上手い!
息子が主人公へ衝撃的な真実を明かし、それは主人公の仕打ちに対する無邪気な仕返しだったのかもしれない、と感じました。
反抗期の一種としてやり返して、そして踊る。感情のある振る舞いのようでも、主人公にとっては本当の人間であることが価値を決定付けるもので、無機質に聞こえる笑いが響き渡る。ここが絶望のいい味出てました。
思い切りの良いさっぱりとした読み口、始終惹き付けられる物語で、面白かったです。