このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(67文字)
本当に処女作ですか?と驚いたよくあるホラーものに収まらない感性の煌めきがあって、読後の満足感が短編とは思えないほど前後のセミの使い方がプロはだしこれが才能ってやつか……❣️
ゾンビパンデミック、というと銃声と悲鳴がひっきりなしに聞こえる騒々しいパニックのイメージですが、これは違います。発射される銃弾は一つだけです。ゾンビものなら必ず行き当たる、いわゆるゾンビあるあるの一つが、とても丁寧に描かれています。哀愁たっぷりでとても好きな作品です。
言葉の使い方が五感で感じさせてくれる文章で素敵でした!短編ながら情景、人間の生命エネルギー、時間の流れ、躍動感が巡っていて、展開の仕方が「次どうなっちゃうのぉぉ!?」と気になってしまい、お話に引き込まれてからの頭からめり込んでしまいました。面白くて続きのおかわりくださいって気持ちになります(* ´ ▽ ` *)
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