概要
物語の途中で「ああ、そういうオチね」と思ったこと、ありませんか?
男は、読書やテレビで時間を潰してばかりの、うだつの上がらない独身ニート。そんな男の唯一の取り柄は、物語の途中でそのオチに気がつくことが出来るというものだった。
ある日、母の職場で起こった横領事件の犯人を見事に的中させたことをきっかけに、実際の出来事のオチ、つまり未来を次々に予想できるようになった男は、その能力を活かして金儲けを試みるが……
ある日、母の職場で起こった横領事件の犯人を見事に的中させたことをきっかけに、実際の出来事のオチ、つまり未来を次々に予想できるようになった男は、その能力を活かして金儲けを試みるが……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!スカッとする!
一言で表すとタイトル通り!
なんかめっちゃスカッとします!!
男の特殊能力「オチが見えてしまう」は小説を読むこと書くこと共に大好きな人間からすると可哀想に思えてきます。
でも、物語だけではないんです。現実世界のことが分かってしまう!
それはもうすごい。世のためにめちゃめちゃ使えるんちゃう、もう警察いらんのちゃう(笑)って思えてきちゃいますけど、男はそんなことには使いませんでした――。
でも、最後はものすごい酷いことになります。どこの国か知りませんが、もう大ピンチ、もう逃げられない。
この小説の最後に書かれた文がもうものすごいスカッとします。痛快という文字がめちゃめちゃ合いま…続きを読む