初めはメンタルゴリラって何だ?
という興味から読み初めましたw
時間があると、一気に何話も読んでしまうくらい、とても引き込まれる物語です!
初めは、悪役令嬢対ヒロインのストーリーなのかな? と思って読んでいましたが、気づけば種族の在り方、それらの戦い等の壮大なストーリーになっていました。
『単に可愛らしい女の子が、愛嬌とゴリラのようなメンタルで頑張る物語』ではなく、苦しくも悲しい残酷な場面もあれば、くすっと笑ってしまう場面もあり、時おり見せられる主人公アリアの気高さに胸を打たれ、楽しいだけではなく、色々考えさせられる奥深い作品でした。
とりあえず、何が言いたいのかというと……
とってもオススメです!!
※まだ1部の途中ですが、本当に面白くて最新話読む前にレビューをしてしまいました(*ノω・*)テヘ
他の方もレビューで書かれているように、突出しているのは主人公であるアリアの魅力的でしょう。
あざとく可愛く、けれどそれは彼女に課せられた宿命へと抗う手段でもある。
ただ、だからといって全てが主人公たるアリアに食われてしまっているということはなく、取り巻く世界からキャラクターから、決して褪せることはない。
この物語の世界は厳しく、一見美しく見えてもその後ろではどろどろとしたものが渦巻いている。
だからこそ、生きるためには「強さ」が必要だ。その強さは人それぞれで、けれども主人公アリアのそれには「愛」もあるだろう。
とかく魅せられる人物と世界に、どうか浸って貰いたいものです。
ぜひご一読ください。
正直に申し上げます。
私はWeb小説を追いかけるのが苦手です。
3000字ほどに纏まった1話がずらぁーーーーーーっと、何十話、何百話と下に続いてるのを見ると、どんなに面白くても、げんなりしてそっとその物語を閉じてしまう。
でも、この「旋律のアリアドネ」は今のところ、そんな苦痛を一切感じずに読み進めることができています。
たぶん、私がWebで追えている唯一の作品なんじゃないかな。
それくらい、面白いです。
この作品の何が、私をこんなに夢中にさせるのか。
ひとえに、主人公であるアリアちゃんのパワーと、それを軽快に楽しく、読み応えをしっかりと乗せて書ききっている作者の力量に他ならないのかなと。
作者自ら主人公のアリアちゃんを「メンタルゴリラ」と比喩してますが、彼女の魅力はその精神的タフさだけではないと私は思っています。
翻弄される運命に抗う手段として「媚びを売って愛想を振りまいて」と言っていますが、アリアちゃんは、周囲の人間をちゃんと愛しているんですよね。分かり合おうとしているんです。
そして、アリアちゃん自身が誰よりも愛を欲している(向けられるとどうしたらいいのか分からなくなってしまうけれども)。
タフでしたたかなだけじゃなくて、人のことが大好きだというのが伝わってくる彼女の魅力が、周りの登場人物だけじゃなくて読者までも惹き付けるんだと思います。
私はまだ半分くらいしか追えていないのですが、アリアちゃんのお母さんと「半獣」の秘密が少しずつ明らかになってきて、作者の緻密なプロットと設定に舌を巻いているところです。
本当に隠れていてはいけない名作!今私が一番書籍化を望んでいる作品です!!
読むとスカッと元気になれる「旋律のアリアドネ」!!
私のイチオシを、どうか皆様読んでみて下さい!!
最新97話まで拝読してのレビューです。
本当に多くの魅力がこれでもかと詰められた作品です。
物語そのものの構成力、登場するありとあらゆる、変人も含めたキャラクター、酸いも甘いも全部入っています。
その中でも、他の多くのレビュワーさんが書いているとおり、主人公アリアの魅力が突出しています。
逆境も全て跳ね返す精神力から、メンタルゴリラって。可愛い少女に、これはないだろうと思いつつ、やっぱり読み進めると相応しいのですね。
あざとい可愛いさを持ち、したたかです。アリアは孤児院育ち、そこから貴族に引き取られ、行く行くは姫にまでなって、玉座を目指していきます。
そんな世界の中で生きていくには、強くなるしかないのですね。アリアを取り巻く環境は色々な意味でとても厳しく、華やかさの裏でドロドロ劇が繰り広げられ、えぐいところもあります。普通に人が死にます。当然、大きな挫折も味わいます。その度に、アリアは強くなって立ち上がり、向かっていきます。
不幸が前に広がろうとも、重苦しさはそこまでなく、何よりもアリアの周囲のキャラたちが生き生きと動き回っているのですね。まさにキャラが魅せる物語なのです。どのキャラにもその世界で生きているんだ、ということを実感できます。
シリアス面もあればコミカル面もあり、世界そのものにも解明すべき謎があります。
タグにもあるようにギリシャ神話を下敷きとしつつ、アリアを中心に物語が進んでいきます。
キャラはもちろんのこと、舞台背景や状況描写もとても丁寧で、表現も美しいです。
本作、作者様によると勧善懲悪ハッピーエンディングが待っている大団円物語とのこと。
生きている者、死んでしまった者、全てが未来のため、アリアのため、真っすぐに突き進んでいく。まさしく胸が熱くなります。
屈強なメンタルゴリラ、アリアに魅せられること間違いなし、一緒に怒って、泣いて、笑って!
本当にお薦めの作品です。読んで損のない作品なので、ぜひとも手に取ってください!
他の方も仰られているように主人公、アリアがあざとく、可愛い。どんな逆境にあっても揺らがぬ誇りと精神にいつの間にか魅力されてしまいます。
華やかな社交場は見目に反してやはりどろりとしており、そんな中で様々な思惑がありながらも生き抜くアリアの強かさには、にやり、とさせられてしまう展開があります。
そして何よりも物語の人物を魅せる構成。人物を魅せに魅せて、更に魅せる展開に読み進める度にキャラクターがどんどん好きになっていくのです。
それだけにやはり最後まで読んで欲しくなります。華やかな世界を描くだけではなく、人間のおぞましさを描く世界で、あざとく、可愛く、そして強かに生きるアリアの行く未来を見守りたいと思わされます。
強かに可愛く生きる少女を応援したくなる物語を是非、ご一読ください。
まず言っときます。
絶対これ書籍化すべき作品です。
以下感想?
メンタルゴリラと言っても見目は愛らしい少女です。
どんなに意地汚い事を言っても可愛いので許します。
以上。
じゃなくて、真面目に世界観が素晴らしく作り上げられてます。
登場人物一人一人にバックストーリーがあって今の人格が形作られている、と読み進める毎に理解させられていく。
色んな仕掛けがあって、後から「ああ、だからコイツこんななのか」とか、「ここでこんな形で登場すんのかw」
なんて思わず言葉にして突っ込みたくなっちゃいます。
過去から連なる歴史の積み重ね、時代の流れ、その中でもみくちゃにされていく主人公。
それに巻き込まれていく、あるいは巻き込んでいく人達。
辛く苦しい環境の中でもずっと前を向いて自分を叫んでいるメンタルゴリラ。
読んでると胸が熱くなります。
あと魔法が歌って設定素敵。
孤児院で暮らしていたアリアはある大貴族に引き取られて物語が始まります。
大貴族はアリアを引き取った理由をはぐらかします。
義姉はちょっと変で『悪役令嬢』とか不思議な単語をいつも言い、義母も引きこもりで大変です。
アリアはあざと可愛さを全面に出して頑張ります。従者とも距離を縮め、本人も成長します。
少しずつ物語の謎が出てきます。
『半獣』や滅びた国、アリアの母、など様々な伏線が明らかになり始めると、いつの間にかこの物語を読むことに夢中になっています。
アリアの性格も好感を持てます。
あざと可愛さにはちゃんとした努力があります。
何かあっても立ち止まって問題解決に動きます。
読者に好かれる主人公ですね。
この物語はとてもオススメです!
是非お読みください!!
まず、自分はこの作品、最初はオカルト設定目当てで読みはじめたのですけど、主人公アリアのキャラが魅力的で、わりと瞬間で好きになりました。
個人的な印象として、世界観は中世か近世ヨーロッパ的で、しかしギリシア神話(的な過去)が史実としてあるifみたいな印象あります。ちょっとRPG的ファンタジー思わせる迷宮とかの設定や、(これは謎か世界観の示唆としても機能してるのかもしれませんが)イケメンなどの現代的表現がいい感じに馴染んでるようにも思いました。
作中、魔法の原理なども、わりとギリシア哲学よりな印象で興味深いです。そういうのが(神名を口にする演出なども含め)世界観的に、神々とかを神秘的に考えないでいいような背景とか、いろいろ可能性を広げている感じになっていて、考えるの楽しい、よきファンタジー世界と思います。
また、作中で時々示唆される世界の根本設定が、実際どのようになっているのか、わりと考えさせられるような造りにもなっていて、先の展開も気になります。
科学的知識というか、そういうのと関連する平均的な倫理観とか常識も、基本的に古い時代風。それで、物語構造的に、それこそ時代精神の壁などぶっ壊してくれそうなポジティヴ精神が、まさに物語の主人公的と思われるアリアの目を通し、ギャップを上手く描いているように思います。
ようするにやや風刺的ぽいのですが、そのために暗さを増してる感じな世界観が、前向きな主人公をより魅力的に見せているというか。
とにかくアリアはとても強い子で、その魅力で味方を増やしていく流れはけっこう爽快とも言えると思います。素敵な物語です。
とにかく主人公があざと可愛い!
気丈で前向きで、芯のある少女アリア。
謂れのない差別や蔑視にも負けず、次第に周りを味方につけていく姿は、読者に勇気をくれます。
そしてその出自によって身につけた世渡りの上手さと、相手の立場に立って物事を考えられる優しさ。
強さと優しさが同居したアリアは本当に魅力的で、味方になりたいと素直に思わせてくれます。
また、作者様は情景の描写がすごくお上手です。
読んでいてとても心地良く、眼前にぶわぁと美しい光景が広がるかのよう。
風の香りや自然の息遣いまで感じられるほどです。
流麗で透明感に満ちた文章が紡ぐ、愛に満ちた珠玉のストーリー。
アリアを取り巻く環境や登場人物たちが、これから始まる壮大な物語を予感させてくれます。
今後の展開も楽しみにしています!