狭く苦しい孤独

受験勉強や成績を評価軸に親子の関係が描かれます。

親は期待という色眼鏡で、自分勝手に子供に裏切られますが、子供の心の傷は見えません。
野球、生徒会等、主人公と外との関わりは世界を開く扉とはなりませんでした。

鏡の部屋に閉じ込められたような閉塞感と、まだ色づく前の無垢でか細く途切れそうな主人公の心を感じ取れる良作。

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