お年玉でお兄ちゃん(仮)を買った話

植原翠/授賞&重版

お年玉でお兄ちゃん(仮)を買った話

 従兄弟の柊一くんは、親戚の中でもいたずら好きで有名だった。

 幼い頃からいたずらっ子だった彼は、高校三年生になった今、やっぱりいたずら好きのまま大きくなったのだそうだ。

陽世ひよちゃん! 見て見て、家からお菓子をこっそり持ってきたんだ。食べよ」

 お年始の挨拶で我が家にやってきた柊一くんは、自宅を出る前に両親に内緒でお菓子を持ち出してきていた。大人たちが積もる話に花を咲かせているうちに、退屈している私のところへ来て、その大量のお菓子をこっそり出してくれたのだ。

「わあっ! 柊一くんすごい! でも勝手に持ってきちゃったの? 怒られない?」

「怒られるけど、いいのいいの」

 言っているそばから、柊一くんの家のおばさんが気がついた。

「柊一! あんたはまた勝手に!」

「やべえ、鬼ババアが出たぞ! 陽世ちゃん、逃げろー!」

「きゃあー!」

 柊一くんが私を肩車して駆け抜けていく。


 小学校に上がったばかりだった私にとって、柊一くんはヒーローだった。

 私にはなし得ないいたずらでびっくりさせてくれるし、大人たちだって翻弄する。だけど、子供の私にはとっても優しい。

 年に一度だけ、お年始の挨拶のときだけに会える、私だけのヒーロー。

 そんな柊一くんだったから、私は彼に甘えてしまったのだ。


「じゃあ、また近いうちにお会いしましょうね」

 大人同士がおしまいの合図の会話を始めた。私は瞬時に、「このままでは柊一くんが帰ってしまう」と思った。もちろん柊一くんは年に一度だけの人で、長居しないことは分かっていた。だけれど、なんとしてでも、もう少しだけ遊んでほしかったのである。

「柊一くん、待って」

 帰り支度を始めた彼を呼び止めて、私は小声で頼んだ。

「行っちゃやだよ」

「お、寂しい? 大丈夫だよ、また遊びに来るぞ」

 柊一くんの温かい手が私の頬を挟む。むにっとされても、私はまだ笑えなかった。

「たまにしか来ないの、やだ。柊一くんが私のお兄ちゃんだったらよかったのに」

「うーん……そうは言ってもな……」

 流石の柊一くんも私のわがままには困ってしまったようだ。しばらく腕を組んで宙を見上げ、やがて彼はちらっと私を見て聞いた。

「陽世ちゃん、お年玉いくら貰った?」

「えっ? えっとね。パパと、ばあばと、マチコおばちゃんと……」

 私はポシェットに入れていたポチ袋を取り出し、その中身を少しずつ覗かせた。私の前にしゃがんだ柊一くんが、淡々と数える。

「……二万と三千円か……」

 それから彼は、しゃがんだ姿勢から上目遣いで私を見上げた。

「よし、このお年玉全額で、六時間だけ陽世ちゃんのお兄ちゃんになってやる」

「えっ……!?」

 信じられない提案だった。六時間だけとはいえ、大好きな柊一くんがお兄ちゃんになってくれる。あと一年は会えなくなる柊一くんを引き止められるのなら、お年玉を全部払ってしまうのだって安く感じた。私に迷いはなかった。お年玉を突っ込んで、ポシェットごと柊一くんに突き出す。

「あげる! 全部あげるから、お兄ちゃんになって!」

「よし来た! 今から陽世は俺の妹な!」

 膝を叩いた柊一くんは、私からポシェットを受け取ると、自分で持ってきたお菓子を全部その中に詰め込んだ。

「柊一、行くわよー!」

 おばさんの声がする。柊一くんは、やべっと呟いて私の手首を握り、駆け出した。目を白黒させる私を引き連れ、裏口から飛び出していく。

「俺は陽世のお兄ちゃんだからな、離れ離れになるわけにはいかない」

 彼を捜すおばさんの声を聞きながら、柊一くんは私を抱き上げた。

「行くぞ!」

 おばさんから逃げ出した柊一くんは、私を抱っこして数メートル走った。真冬の風が突き刺さる。抱き上げられた私の頬には柊一くんの髪の毛が触れて、抱えられた体は柊一くんの腕に包まれてちょっとだけ温かかった。

「逃げきれたかな……」

 全力疾走したあと、柊一くんは私を公園で下ろした。ぜいぜい息を切らしていたが、頬を赤くして、楽しそうに笑っている。私は今更になって、もしかしてとんでもないことを頼んでしまったのではと自覚した。

「いいの? おばさんに怒られちゃうよ。おばさん、柊一くんのこと捜してるよ」

「おい、俺を買ったのは陽世だろ。陽世は俺に、お年玉を全額注ぎ込んだんだぞ? 遊ばないと損じゃん!」

 彼は私の頭をくしゃくしゃと撫でて、慌てる私にニッと笑った。

「そうだ、それと『柊一くん』じゃなくて『お兄ちゃん』な。俺もお前のこと、『陽世』って呼ぶから」

 彼の言葉で、私の目の前の世界は華やかに色を変えた。

 今、柊一くんはおばさんの子供ではない。彼は私のお兄ちゃんなのだ。

 そう思ったら胸が踊った。お年玉を全額はたいたのだって、彼がおばさんから逃げてしまったことだって、なんの後悔もなかった。

「やったあ、お兄ちゃん!」

「ただし! 俺がお兄ちゃんなのは六時間だけ。今は十一時だから、今日の夕方五時の鐘が鳴ったら、俺は従兄弟の柊一くんに戻る。いいね」

「うん!」

 私だってもう小学生だ。従兄弟の柊一くんが本物のお兄ちゃんになんてなれないことは知っている。だからせめてこの六時間だけでも、めいっぱい柊一くんの、いや、お兄ちゃんの妹でいようと決めた。

「さて、最初になにしようか?」

 お兄ちゃんが白い息を吐く。私は悴んだ手を擦り合わせた。

「うーんと、寒いから、どこかあったかいとこ行きたいな」

「そうだな、いきなり家を飛び出したから、コートも着てこなかったもんな……。よし、行こう!」

 お兄ちゃんは大きな手で私の手を握り、歩き出した。


 お兄ちゃんが連れてきてくれたのは、小さな洋品店だった。お兄ちゃんは携帯でこの街の地図を出して、調べながらにしてようやくここに辿り着いたのである。

「かわいいコートと手袋と、それからマフラーも買おう」

「え、新しいの買ってくれるの?」

「もっちろん! なぜなら、俺もお年玉を貰っていて資金が潤沢だから!」

 お兄ちゃんがびしっと人さし指を立てる。幼い私にはよく分からない言葉を使っていたが、「買ってやる」という意味だったことは察しがついた。

「ありがとうお兄ちゃん!」

 一緒にお店に入り、私たちは子供服売り場に向かった。ひよこの顔のフードがついた黄色いコートと、白い手袋、茶色のチェックのマフラーを選ぶ。それらをかごに詰めて、私はお兄ちゃんを見上げた。

「お兄ちゃんも、お揃いで買おうよ」

「お、いいね」

 お兄ちゃんも、私のものよりちょっと長い、同じ色のマフラーを買った。

 お揃いのマフラーを着けると、本物の兄妹みたいでドキドキして、身体中が温かくなった。

「次はどこへ行こうか」

 温かい格好になった私たちは、ポシェットの中のお菓子をつまみながら郊外の街を散策した。

「そろそろお昼にしよっか」

「うん!」

「正月でも、ファミレスだったら開いてるかな」

 お兄ちゃんは私の手を引いて、手頃な価格のファミレスに入った。

 レストランの中はそこそこ混んでいて、お兄ちゃんは「お待ちのお客様」のボードに名前を書いていた。背伸びして見てみると、私の名字ではなくてお兄ちゃんの名字である「風間」と書いてあったのが、なんだか嬉しくなった。お兄ちゃんがおばさんの息子ではなくなって私のお兄ちゃんになったのと同時に、私も私の家の子供ではなく、お兄ちゃんの妹になったのだ。ふたりとも、どちらの家にも属していない、今日だけの特別な家族になったのである。

「二名様でお待ちの、風間様!」

 ウェイトレスがお兄ちゃんと私を案内する。

「はい。陽世、おいで」

 お兄ちゃんの手が私の手を取る。手を繋ぐたびに嬉しくなる。パパにもおばさんにも秘密の、私とお兄ちゃんだけの特別な六時間だ。

 席に案内されて、メニューを開いた私にお兄ちゃんが言う。

「今日は特別な日だから、なんでも頼んでいいよ」

「本当に!? ハンバーグもピザも、パフェも?」

「食べ切れる分だけね?」

 お兄ちゃんが苦笑する。私はメニューとにらめっこして悩んだ。あれもこれも食べたいけれど、たくさん食べきれない。じっくり考える私を見つめ、お兄ちゃんは言った。

「それじゃあさ、いろいろ頼んで俺と一緒に食べようか。俺、食べ盛りだからめっちゃ食うぞ」

 その言葉に、私はぱっと顔を上げた。同じお皿のものを一緒に食べるなんて、すごくお兄ちゃんっぽい。本物のお兄ちゃんができたみたい。

「目え、きらきらさせちゃって。本物の妹ができたみたい」

 お兄ちゃんも、私に対して同じようなことを言った。

 周りがわいわい騒がしい年明けのファミレスの中で、私は変な優越感に浸っていた。お兄ちゃんだけが特別なお兄ちゃんであることが、誇らしく感じていた。

 ハンバーグやピザ、ミートソースのパスタも頼んで、食後にはパフェをお願いした。料理を待っている間はメニューの裏側の間違い探しで盛り上がって、料理が運ばれてきたら丁寧に手を合わせてから一緒に食べ始めた。

 ハンバーグの付け合せのニンジンを弾いたら、お兄ちゃんが目敏く気がついた。

「こら! ニンジン食べないと、パフェは取りやめるぞ」

「えー!」

 でもお兄ちゃんがいうのなら仕方がない。私はニンジンを口に含んで、水で流し込むようにして飲み込んだ。

「よしっ、偉いぞ!」

 お兄ちゃんはテーブル越しに手を伸ばして、私の頭をくしゃくしゃに撫でた。


 お昼を食べた後は、再び街の中をふらふら歩き回った。疲れたらコンビニで温かい飲み物を買って休んで、また冷たい外を歩く。手を繋いで、どこへだって行く。

 おもちゃ屋さんや本屋さん、パパだったら連れて行ってくれないゲームセンターも、お兄ちゃんはどこだって入っていった。ひよこのぬいぐるみ、動物たちの絵本、ゲームで取ったカラフルなチョコレートも、全部妹の私にくれる。

 お兄ちゃんとの時間は、みるみるうちに過ぎていった。

 お兄ちゃんとならどこでも楽しかった。その間じゅう、お兄ちゃんの携帯は何度も振動していた。多分、おばさんや私のパパが慌てて捜しているのだ。私も時々不安になって、「出なくていいの?」と聞いたりもしたのだが、お兄ちゃんは決まって「いいのいいの」と言って電話を無視した。

 時間が圧縮されているみたいに流れ去っていく。二万三千円で買った六時間は、あまりにも短かった。

「たくさん歩いたら疲れたな。なにか食べる?」

 お兄ちゃんが夕空を見上げる。私は繋いでいたお兄ちゃんの手に目をやった。彼の腕時計は、四時を少し回ったところを指していた。

「パフェが食べたいな」

「また!? まあいっか、今度はあそこの喫茶店にしよう」

 お兄ちゃんが傍の小さな喫茶店に向かう。個人経営のささやかなお店は、お正月なのに開いていた。中は閑散としていて、暇そうなマスターを横目にすぐに座ることができた。

 チョコレートパフェを頼んで、私は窓ガラスから真冬の外を眺めた。私はお兄ちゃんとの時間が楽しかったのと同時に、もうすぐ終わってしまう寂しさ、そしてお兄ちゃんも私も確実に叱られるであろうことへの不安を感じはじめていた。

「怒られちゃうかなあ」

 ぽつっと零してみたら、お兄ちゃんは頬杖をついて笑った。

「なにを今更! 怒られるに決まってんじゃん」

「怖くないの?」

「怖くはないね。それ以上に楽しかったら、それだけで最高じゃん?」

 私は、お兄ちゃんのこういうところが好きだ。

「あのね、陽世」

 お兄ちゃんも、窓の外に目を向けた。

「実はさ、十一年前……俺がちょうど、今の陽世とおんなじ、七歳の頃。陽世がまだ生まれる前、陽世の母ちゃんのお腹の中にもいなかった頃」

 どこか遠い目をして、お兄ちゃんはゆっくり話した。

「俺、当時、陽世の母ちゃんが大っ好きでさ。明るくて面白くていたずら好きで、めちゃくちゃ大好きだったんだよ。でも毎年、年に一回、年始の挨拶くらいしか会う機会がない。それが寂しくてさあ」

 お兄ちゃんがおもむろに話し出したことに、私は驚いて言葉が出なかった。お兄ちゃんが私のお母さんに抱いていた気持ちは、お兄ちゃんに対する私の気持ちと、全く一緒だったのだ。

「そんでね。どうしてもお別れしたくなくて、無理を言ったんだ。『お年玉全部あげるから、俺のお母さんになって!』って……」

 微笑みながら思い出話を語るお兄ちゃんは、いたずらっぽくもあり、どこか懐かしそうでもあった。

「そしたら、陽世の母ちゃんはそのお願いを聞いてくれてね。その日、六時間だけ、俺の母ちゃんになってくれたわけ。どこへでも連れて行ってくれたしなんでも買ってくれたし、手を繋いでくれた。本物の母ちゃんには内緒でふたりだけの秘密を作ってるみたいな気持ちになって、すっげー楽しかったんだよな」

 マスターがパフェを運んでくる。お兄ちゃんには、コーヒーを持ってきた。

「今思えば、陽世の母ちゃんは『秘密』って言いながらも本当はうちの母ちゃんに相談した上で俺と遊んでくれてたんだと思うよ。今の俺みたいに、マジで勝手に連れ出したんじゃなくてね」

 カチャ、と、コーヒーカップが受け皿から浮く音がする。

「だからね、十一年経って、陽世が俺に『お兄ちゃんになってほしい』って言ってくれたときは、本当に嬉しかった。俺もいつの間にか、あの人みたいになれたんだなあって思えたんだよ」

 パフェ越しに見るお兄ちゃんは、ちょっと照れくさそうに笑っていた。

「陽世、ありがとう。俺の妹になってくれて」

 お兄ちゃんは、私のヒーローだった。

 私にはなし得ないいたずらでびっくりさせてくれるし、大人たちだって翻弄する。だけど、子供の私にはとっても優しい。

「お兄ちゃん」

 私はパフェにスプーンを刺して、ひと口掬った。腕をぐっと伸ばして、それをお兄ちゃんに差し出す。

「お兄ちゃん、大好きだよ」

 お兄ちゃんはびっくりしたような真顔になってから、ふわっと笑って、そのスプーンを咥えた。

 喫茶店を出て、残りの時間で私の家に向かった。寂しさが襲いかかってきて急に無口になった私の手を、お兄ちゃんも黙って握っていてくれた。

「あっ! 帰ってきた!」

 家の前に着くと、お兄ちゃんのお母さんであるおばさんが、すごい剣幕で立っていた。

「柊一! あんたは陽世ちゃん連れてどこ行ってたの!? 全く、この後もう二件行くつもりだったのにあんたのせいで全部狂ったじゃない」

「陽世もだぞ、柊一くんを困らせるんじゃない」

 普段穏やかなパパも、私を叱りつける。悪いことをしていた自覚があっただけに、私は奥歯を食いしばって泣くのを堪えた。お兄ちゃんの手をぎゅっと握ると、お兄ちゃんも握り返してくれた。

「はいはいごめんごめん」

 叱られても、お兄ちゃんは全く反省の色を見せない。代わりに私がしゅんとしたのだが、お兄ちゃんはそんな私を見下ろしてニッと笑いおどけてみせた。

 そして私も思い出したのだ。

 怒られるのは分かっていたし、怒られたって怖くない。それ以上に楽しかったら、それだけで最高じゃん? と。

 五時を告げる鐘が鳴る。

 今この瞬間、お兄ちゃんは私のお兄ちゃんではなくなって、従兄弟の柊一くんに戻った。

 おばさんがパパにペコペコ頭を下げている。

「本当にごめんなさい。うちの柊一が……。柊一、ちゃんと謝りなさい!」

「うえっ! すみませんっした!」

 頭を小突かれた柊一くんが、パパに向かって深くお辞儀する。パパも何度も腰を折り曲げた。

「いえいえ、こちらこそ陽世がすみません。柊一くんも、迷惑をかけてすまなかったね。また遊びに来てください」

 今度こそ帰り支度を始めた柊一くん親子を見て、私は胸の前で手を握りしめた。ぬいぐるみに絵本、たくさんのお菓子。お揃いのマフラー、手のひらの温もり。たった六時間の中で柊一くんがくれたものが、私の中で宝物になっていく。

「あっ、そうだ陽世ちゃん」

 親戚の名前を呼ぶ呼び方に戻った柊一くんが、車に乗る前にこちらを振り返った。おばさんが待っていても、彼は気にしない。

「従兄弟の俺からのお年玉がまだだったね。はい」

 そう言って柊一くんは、私から受け取ったポチ袋をそっくりそのまま私に返してきた。

「えっ? でもこれは、私がお兄ちゃんを買うために……」

「それは払ってもらった。これは、親戚のお兄ちゃんからのお年玉。受け取って」

 私の頭を撫でる柊一くんの手は、大きくて、優しくて、温かかった。

「お兄……柊一くん、私、」

 私はお兄ちゃんから差し出されたポチ袋を手に、言った。

「私も、お兄ちゃんみたいになる。お兄ちゃんみたいな、憧れてもらえるお姉ちゃんになる」

「それじゃ、まずはニンジン食べられるようにならないとな」

 お兄ちゃんが私のマフラーに手を添えて、それを私のほっぺたに押し付けた。いつの間にか溢れていた涙で、お兄ちゃんとのお揃いのマフラーが濡れる。


 柊一くんはヒーローだった。

 私にはなし得ないいたずらでびっくりさせてくれるし、大人たちだって翻弄する。だけど、子供の私にはとっても優しい。

 年に一度だけ、お年始の挨拶のときだけに会える、私だけのヒーロー。

 そして、私だけの、たったひとりのお兄ちゃんだ。

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