選挙、インボイス制度を廃止して余計なことをしないと宣言してくれる候補がいたら、ぜひ投票したい植原です。
カクヨムをご利用の皆様ならご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「ある日の役者たちの自主練」さんにまたまたお世話になります。
ご存知ない方のために説明を加えますと、Twitter(Xとは呼びたくない)のスペースを使って、Web短編小説の朗読をおこなっていらっしゃる俳優・声優集団の方々です。
10月26日(土)22:00、3名の作家の中のひとりが私です。
朗読作品は『白い金魚とあなたと私』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648955952404
同棲する恋人が、金魚になってしまった。
錯乱してそう嘆く先輩に、そっと寄り添う後輩。
ふたりの女性の、奇妙な同居生活の物語です。
「ある日の役者たちの自主練」さん、通称ある自さんとは、7月にオフライン公演でご一緒させていただいたのが記憶に新しいです。
書き下ろしの作品を、現場で読んでいただく臨場感。役者たちの気迫。空間を丸ごと作り変えるほどの演技力。音響や照明や制作側の、外から見えにくいところの煌めき。
凄まじかった。
そんなある自さんの活動、わたくし、7月にお会いするまでわりと不思議だったんですよね。
作品を読んでもらえて、登場人物に声がつく。しかも商業作品の宣伝もしてくれる。
小説書きにとってメリットがありまくるわりにリスクがなく、ある自さんサイドばかりが大変じゃないか。
なんでこんなに良くしてくれるのか訊いても「自主練になるから」としか言わないので、それだけのために? と不思議でたまらなかったんですよ。
7月に直接お会いしたタイミングで、さらに探りを入れてみた。んだけど、やはり同じ回答。
だけどその後、役者さん同士の「私たちは、お芝居が好き」というストレートな言葉を聞き、分かった気がしました。
我々が小説を書いて配るのと同じなのかも、と。
苦労もあるけど無理もするけど、「好き」なんですよね。
そんなところに惹かれたから、私はある自さんを全面的に信頼して、作品を預けているわけです。
さて、長くなりましたが、そのある自さんのオンライン公演、朗読が、無料で楽しめるチャンス。
10月26日(土)22:00からですよー。
ついでに『白い金魚とあなたと私』を読んでおいてもらえるとなお嬉しいです。
インボイス制度許すまじ。植原でした。