主人公に望む全てを捧げられる、古き良きヤンデレヒロインとか言う夢の結晶
- ★★★ Excellent!!!
まず最初に謝罪を。レビューという作品への愛を書き始めたら、とても長いものになってしまった。
故にこのレビューは他のレビューと比べても、長い方だと思われる。
それでは早速本題へ……と言いたいところなのだが、この作品の紹介へと入る前に、三つの感謝を書かせて欲しい。
一つ目は、この物語を生み出してくれた作者様に感謝を。
二つ目は、ヒロインと出会ってくれた主人公に感謝を。
そして最後の三つ目は、この物語のメインヒロインである、二人の親子への感謝を。
次に敬愛を捧げさせて欲しい。
まずは昨今、その名称の知名度の広がりとともに様々な意味を内包させられ、少しずつその形をかえかけている「ヤンデレ」というジャンルにおいて、私自身の大好きな、本来の意味である(はず)の「病んでしまうほどデレている」という定義のヤンデレの中でも、主人公に全てを捧げ、主人公の全てを支え、主人公のためだけに存在している究極のヤンデレヒロインを、完璧な状態の夢の存在を、二人も生み出し、その二人にふさわしい、その二人のためにいる主人公を……そしてそんな、彼ら彼女ら三人の素晴らしい物語を書き続けてくれている作者様に敬愛を捧げたい。
次に、この物語の主人公へも敬愛を捧げたい。
何故ならば、この物語のメインヒロインである二人の親子にこの物語のような状況へと誘われたとしたら、ほとんど全ての……恐らくは世の中の99%以上の男性は堕落しつくし、その夢のような生活に溺れ、彼のようにはいられないであろうから。
これは作中でも何度か説明されていることではあるが、その事実を知り、夢のような……楽園のような世界で堕落せず、ただただヒロインたちと幸せになるために……今以上の幸福を求め、一歩ずつでも確実に前に進む姿に、敬愛を捧げたい。
そして最後に、ヒロインたちである二人の親子にも敬愛を捧げる。
詳しくはネタバレになるために書くことはしないが、常に主人公を想い、考え、導き、支え、誘い(いざない)、励まし、甘え、頼り、望み、敬い、与え、捧げた上で、常に主人公の最愛であり、最高であり、最大であり、最強であり……すなわち全ての最であらんとし、努力を怠らず、ただただ一途にひたすらに……そしてなによりも純粋に、主人公のためにあろうと輝き続けるその姿に敬愛を捧げたい。
長々と前置きを書いてしまったが、ここから本題に入らせてもらう。
この物語のあらすじや内容、メインに関してだが……これは実は小説の概要にあるそのままだと言えるだろう。
しかし、とても簡単に……簡潔にまとめられているため、これだけではよくわからないと感じる読者も多いと思う。
しかし、長々とこの物語の良いところなどを書いていくと本当に長くなりすぎるため、あえて作者様にならって書かせてもらうとしたならば、この物語は「愛の物語」といえるだろう。
しかし、ここで勘違いして欲しくないのは、この「愛の物語」の「愛」という言葉には、ありとあらゆるすべてがつまっていると言うことだ。
けれど、こう書くだけではやはりわからないと思うので、一読者として感じたこの作品内にある「愛」の一部を書いていくことにする。
すなわち「友愛」に「親愛」や「恋愛」をはじめとして、その後に来る「愛欲」だけでなく、それらすべてを内包する「無償の愛」まで、この物語の中にはありとあらゆる「愛」が詰まっている。
そして、それらすべての「愛」をヒロインたちから与えられ、捧げられ、望まれ、受け入れられた上で、彼女たちと共にあろうと……ヒロインたちにこたえようとしているのが主人公である。
なのでここでもう一度書いておきたい。
この物語に関しては、小説の概要にのっていることがすべてであると。
その上であえて書き加えるとするならば、この物語はこの物語の主人公及びヒロインたちのためだけに存在する物語であり、私たち読者は彼ら彼女らの物語を見守って祝福する存在である。
これをとても簡単に書くならば、百合を見守る壁のようなものであろう。
そして私たちはその上で、彼ら彼女らのやり取りによって時に癒やされ、時に勇気をもらい、時に元気をもらい、毎日を生きるための糧を少しだけもらえるはずだ。
少なくとも私自身はこの作品を……この作品の更新を日々の楽しみの一つとし、生きるための糧の一つとしている。
けれどもこれは、あくまでも私の考えであり、感じていることである。
しかしそれはそのままイコール、私がこの作品をそこまで愛し、夢中になっているということなのだ。
結局長々と書いてしまったが、最後に一番言いたいことを書いて終わりにしたい。
すなわち私はこの作品を、ありとあらゆるすべての人にオススメする。
できれば私はこの作品を、ありとあらゆるすべての人に読んで欲しい。
そして願うならばこのレビューが、この作品を読んだことがない人がこの作品を読むきっかけの一つとならんことを。
このレビューがこの作品への、興味を持たせるきっかけの一つとならんことを。
故にこのレビューを最後まで読んでくれた、心優しいあなたへのお願いを。
まずはこの作品を一話から、途中にある一区切りと書かれたところまで読んでみて欲しい。
そして願わくばその先まで……そして最後まで読みきって、私と一緒にこの作品の更新を待つ……この物語のファンとなって欲しい。