自分の親との接し方を反省したくなるような素敵な作品でした。
去年、認知症が悪化して施設に入っていた父がガンで亡くなり、今は認知症の母と一緒に暮らしています。
頭では「認知症が原因」だと分かっていても、繰り返し問題行動を起こされると感情が先走り、ついつい厳しく当たってしまいます。もう幾ら注意したってダメなのに……。その度に自己嫌悪に陥ります。
この作品を読んで、父と母が元気だった頃、犬の散歩に川に出掛け、川べりを三人で歩いたことを思い出しました。
できるのなら、こんな風に穏やかな散歩をしたいです。
少しは気持ちが和らぎました。
作品の優しさ温かさに触れて心の棘が少しは取れたような気がします。
またしんどくなったら読ませて頂きます。