さよなら、初恋の人。これはわたしの物語

それを知らなければ、「わたし」はずっと幸せだったのかもしれない。
だがそれを知ったことで、「わたし」は生きがいを見つけた。

自分は脇役だと諦めるのか。
それとも主役になりたいともがくのか。
どちらの人生が良いかは一概には言えないだろう。
ただ私は、この物語の中でアイリーンが取った決断を尊重したい。

自分では考えられないようなモブキャラにも生命はあるのだと、
この作品を読んで考えさせられた。
気軽に読める文量と文体であるので、ぜひ読んでみてはいかがだろうか。

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