ドキドキ…でも、吸い寄せられていくように読んでしまう
- ★★★ Excellent!!!
怖いのに、美しい景色を求めて乗ってしまう観覧車のような…そんなお話です!
二十年前の記憶を追うストーリーなのかと思ったら、違った。
読み終わったあとも関西弁がのこる…。
「一緒に掘り起こそな」
たぶん、この言葉がこのストーリーの一番のカギなのだろう。
夏の終わりに越してきたあっちゃん。
千夏にとって衝撃であったであろうある秋の下校帰り…。
思わず続きわないのかと、探してしまった短編ストーリー。
ぜひ、あなたも、静かにゆっくりと高度をあげる観覧車の気分を味わって下さい。