怖いのに、美しい景色を求めて乗ってしまう観覧車のような…そんなお話です!二十年前の記憶を追うストーリーなのかと思ったら、違った。読み終わったあとも関西弁がのこる…。「一緒に掘り起こそな」たぶん、この言葉がこのストーリーの一番のカギなのだろう。夏の終わりに越してきたあっちゃん。千夏にとって衝撃であったであろうある秋の下校帰り…。思わず続きわないのかと、探してしまった短編ストーリー。 ぜひ、あなたも、静かにゆっくりと高度をあげる観覧車の気分を味わって下さい。