書き手を食い物にする最低最悪の実録詐欺被害のありのまま(現在進行形)

被害に遭われた方には、お気の毒にとしか言いようがない……
近年増え続けている特殊詐欺の中でも「カク」人を対象に特化したピンポイント詐欺の手口です。

SNSやその他のネットで目にする怪しい求人広告が「私怪しいものです」なんて分かりやすく表記しているわけがありません。
仕事を探しているつもりが、怪しい何ちゃらスクールや団体に勧誘されて引き込まれてカネを騙し取られていた、というケースのつぶさな実録です。

本気で「書く」ことを生涯の仕事にしようとして今頑張っている人には、特に読んでほしい注意喚起だと思います。

このノンフィクションの最も闇が深いところは、現在進行形で被害者の方々が雲隠れするゾンビ団体相手に戦い続けているところ。

この手の特殊詐欺を一つ一つ退けていくために必要なことって何だろう?

何が真実で何が嘘か、見抜く目(あるいは勘)を養うこと?
少しでも「あれ? 何かおかしい、言ってることが違う」と感じたら、その勘を信じてその先に進むのを思いとどまる勇気を持つこと?
行動を起こす前に相談、情報共有できる人間関係を作っておくこと?
一人で抱え込んで悩まないこと?

多分、一番は「後でお金あげるから、先にお金ちょーだい(詰まるところ、そういうこと)」と言ってくる相手は、まず疑ってかかることだと思います。

自分は騙されない、大丈夫と過信せず、こういう詐欺はいつでも身に降りかかる可能性があると肝に銘じておきたい非常に心の痛む事例の一つです。