まずは、新たな異世界ファンタジーの扉を開けた気分になれるというのが、この物語のポイントでしょう。

現実世界で家電販売や保険、クレジットカードの契約をしていた、派遣の販売員であったスガワラ。
その時点で私は共感を覚えました。

ただ、彼の営業スキルはハンパない！

どんな"ワケあり品"でも、利益を上げてしまうのです。
異世界という、別世界で転生、もとい転職した彼の活躍を、目で追っていくだけでも楽しいです。

様々な問題が起こりますが、戦闘などはまずなく、その営業の腕と笑顔で解決していく主人公と、その周りを囲む魅力的な登場人物たち。

日々の日常という"戦い"に疲れたそこのあなた、のんびり読むのにオススメですよ！

続きが楽しみな作品です♪

前世紀的な郷愁ある異世界にありながら
どこか違和感のあるアンバランスな世界観が
素敵に表現され、上質なアニメのような
映像が目に浮かぶ巧みな表現に溢れる
作品です。

扱う物とそこにまつわる売り手買い手の物語が。
時にゆっくり。時に激しく。
読みやすく分かりやすく進んで行くのが素敵よd(＞ω＜｡)ね。

　営業マンとして過ごしてきた主人公がお店のお手伝いとして日々を過ごしながら、困っている人への提案を"武器"に商品の売り込みを行うお話。何故彼がここまで商品の売り込みに強いのかは、読み進めていけば分かります。
　そして彼は戦いません。大事な事であって、大事ではないからです。舞台は街の中ですので、危ない事はさほどないのです。日常と言う戦いに疲れた時に読むとすっと読めて、どこか気楽になれる……そんなお話です

転生したら冒険者ギルドに登録して、魔物狩って素材売ってウェーイという、いわゆるテンプレ的な展開ではありません。

主人公のスガワラは、異世界に来てもお客さん相手に名刺を差し出す、ビジネスマンとして活躍していきます。
物品の「販売」にスポットを当てた、ちょっと珍しい活躍の仕方です。

また、異世界と言っても、駅前広場とか路面電車とかがある、ちょっと不思議な世界です。

転移前に培ったさまざまな商品の販売員としての知識を武器に活躍するスガワラの姿を、あなたも追ってみてはいかがでしょうか。

昨今地の文がおろそかで対話文が多い時代。文語文と科白の組み合わせがとても丁寧で読みやすいです。あまり難しい文を使わず奇をてらうことなく実直で素直な文章に好感が持てました。まだ１、２話だけですが小説のモチベーション込みで読ませていただきます！！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（485文字）

サラリーマン時代の経験と現代の知識で、目の前の難題をクリアしていく異世界ビジネスマン（？）
読みながら『自分ならこういう手を使うな～』とか考えながらも、意外な展開に『そうきたか』と納得してしまいます。