騎士と魔法使いのちぐはぐバディストーリー!

救世の騎士ルークと、一国を滅ぼしたと伝えられる魔法使いグレイ。正反対のふたりが、人々に危害をくわえる怪物メルムを退治するために奔走するファンタジー作品です。

主戦力のグレイは猫のように自由気ままで、スイーツ好きの大食らい。メルムを退治する報酬としてスイーツを要求するグレイと、どうにか経費で落とせないか頭を悩ませているルークの関係性が、わがままな子供と保護者みたいで微笑ましいですね。

化け物呼ばわりをされたグレイが暴走してしまうのですが、止めに入ったルークが「グレイにも感情はある」「自分たちと同じように生活している」とみんなに呼びかけたシーンは、グッときました。真っ直ぐなルークだからこそ、グレイもなんだかんだ言いつつ、付き合ってくれているんでしょうね。

ちぐはぐだけどしっかり噛み合っているふたりの今後に、期待させられるお話でした。