自分をSSS級だと思い込んでいるC級魔術学生

本当に面白いです。主人公、ここまで貫いたらもはやただの厨二病ではなく英雄だろと、読者を代表して突っ込ませて頂きたい。

文章も読みやすく違和感がない、ノンストップで最新話まで読み進めてしまいました。

この先の展開も大いに期待出来そうなので、文句なしの星3レビューとさせていただきます。

主人公がどこに出しても恥ずかしくないぐらいのキチガイだがそれと同じくらい善性も持っているところが良い。
戦闘力も一応ある程度は普通にあるのも良い

努力する主人公ってほんといいですよね。

世界最強になるまでみたいです。

なろう系には珍しく文章の8割近くが三人称視点の文章であり、残りの殆どは魔法詠唱だったり厨二だったりハッタリにて作られている。そんな作品。

だが、それがいい。

主人公の狂人具合とテンプレのようで少しズレた展開とは対照的に、キャラクター背景は地の文にて堅実に固め、発する言葉で登場人物それぞれの個性を十全に引き出す。
そんな、魅力的な作風が自分はとても好きです。

「このイカれた厨二ボーイがおもろすぎる」という一言に尽きる…
圧倒的に劣る実力と、どーしようもない程カススペックに、クソ強メンタルを乗っけてハッタリ上等と乗り切る様が面白すぎます笑笑

自由奔放に動くイカれた少年シオンが今後どうなってくのかほんとに楽しみですっ…！！

「実は最強の劣等生」「影の参謀」「才能の無さを常軌を逸した努力で補う」
そんなワードに心が惹かれる人は絶対に読むべき。

主人公には実際に(主に魔術の)才能は無い。平凡どころか底辺に近い。
だが、圧倒的な努力で…実力を隠した(ように見える)平凡な学生に見せかけている。

正直絶対もっと向いている分野はあるしそっちで努力すればと思わなくもないが…その生きざまは強く心を揺さぶる。

もし貴方が厨二心を残しているなら絶対に読むべき。