難しいかと思いきや、面白くて読みやすい

中華後宮ものといえば、豪華絢爛でドラマティックで素敵だけれど、小説で読むには難しい漢字が多くてちょっと躊躇してしまう……なんて方もいらっしゃるのでは?

少し取っつきにくいな、と思われた方もご安心あれ。
この作品は、絶妙なルビ振りと、なにより明るく前向きな主人公、燦珠にグイグイ引っ張られるように、次から次へと読まされてしまいます。
そして、確かな知識と文章力で書かれた物語のおかげで、燦珠が舞う姿を鮮やかに脳内に浮かべることができるでしょう。

今、ちょうど二章が終わったところです。あとがきによると、ここからまたキャラが増えたり、後宮ものにはなくてはならない陰謀のお話にも突っ込んでいく模様。
読み始めるなら今ではないかと思います。
私も今後が楽しみです。