ニホンオオカミを探した先にあるものは?

本作は、角川武蔵野文学賞参加作品。ということで、舞台はもちろん武蔵野です。

ここ武蔵野にある、ニホンオオカミ信仰。その起源は、かの日本武尊が道に迷った時、一匹の白狼に助けられたという伝説にあるそうです。

そのニホンオオカミを最近見たという噂を聞き、天体観測ついでに探しに行こうと言う天文部部長と、その後輩シバ。今の時代にいるわけないと言いつつ、結局一緒に行くシバですが……

ニホンオオカミが今も生き残っているかはわかりませんが、土着信仰というのは、その土地の歴史や文化を作り上げていく上で欠かせないもの。二人のように、興味を持ってみるのも、なかなかに面白そう。
ニホンオオカミは果たして見つかるのでしょうか?

最後はあっと驚く結末が待っているかもしれません。