灰色の世界に色鮮やかな色彩を載せて

『花火』という題材を上手く使った物語に引き込まれました。少子高齢化社会により娯楽の消えた社会――例えるなら灰色の世界でしょうか。そんな灰色の世界に色を載せたのが『花火師』であり、彼・彼女二人の役割は人々にとってとても楽しみなものでしょう。

導入から結末までしっかりとした文章力と構成力で駆け抜けていく爽快感がありました!最後の場面でリリイの『ラムネ中毒者め』という一言で〆るのも印象深かったです!

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