年の差コンビを応援したい

彼方に集う獣たちシリーズの和風ファンタジー。
このシリーズをずっと追っているのですが、「え? 和風? 設定的にめっちゃ西洋ファンタジーじゃん? え?」と思いながら読み始めた今作、「はー、そうくるんだー(嘆息)」と毎日続きを楽しみにしていました。

単純に「これまでのシリーズとは別の遠い国でのお話」なのかなと思いきや、こちらの国での事情が絡んできたりして最後までわくわくして読み通せました。

「助手求ム」と仕事内容も書かれていないのに応募する恭佳さん、最初からずいぶん漢前だなと思っていましたが物語が進むにつれて私の中の漢前度がカンストしてやだもう好き……ってなりました。
登場時から胡散臭さMAXのトキさん、徐々に明らかになる彼の人柄、後半になるにつれて強くなる恭佳さんとの絆。

これからもこの年の差コンビの仕事と穏やかで時に忙しく、賑やかで時に不穏な日々は続いていくかと思いますが、またどこかで二人の活躍を拝見できたらなあと思います。