男ってヤツは、脳みそがネバーランドから帰ってこないから、築いた関係は不滅だと思っちゃうんですよね…分かる、理解るよ!サリュ王子!!
おっさんの私は、このお話の主人公、ラウルの上官であり手の掛かる弟分でありバディであるサリュ王子に共感しながら読んでました。
この二人を呼ぶなら、親友でも幼馴染みでも足りない、そう、バディという言葉がしっくりくるんです。
こう、お互い最高と思える生涯の伴侶得てなお、揺るがない関係って控えめに言って最高じゃあないですか?最後なんかウルッときちゃいますよ(´;ω;`)ブワッ
あと、このバディの伴侶もメッチャ魅力的なんです。
この作者さまの書かれる女性は芯が強く、それでいてちゃんと人を見ているところがすごく魅力的!
短編で読みやすいお話です。秋の夜長のお供ににおすすめです。
読んだらきっと、本編も読みたくなること請け合いです(*^_^*)
最近結婚した王子の副官で乳兄弟のラウルに結婚話が持ち上がる。
なんと相手の伯爵令嬢が彼に一目ぼれしたらしく、話を聞くに良縁の予感。
しかし実際にお見合いが始まってみると……。
こちらは王子主人公の作品の番外編にあたる作品なのですが、単体でも十分楽しめます。
もー、キャラがいい。どのキャラもいい。
結婚話も主人公が包容力あって素敵ですし、ヒロインも一癖あるかんじが最高です。気弱な子なのですが、芯の強さはあるのです。
が。こちらバディものですありますからね。
ばっちりバディバディしてますから(?)。王子と副官の強い絆も見ものです。
短編で終わったのが惜しいくらい、見せ場がいっぱいの面白い作品です。
乳兄弟である王太子の副官を務める主人公。
そんな彼に、令嬢との見合い話が持ち上がります。その事態に主人公も驚きますが、もっと動揺したのは乳兄弟の王太子で……
登場キャラ全員、とってもキャラが立っていて、どのエピソードから読んでも面白い内容になってました。
さり気なく今後の展開につながる伏線がしっかり貼られていたりするので、読みだしたら最後まで一気読み間違いなしです!
本編が別にあるとのことで、私はそちらをまだ読んでいませんが、小説の概要欄に『読まなくても全く問題ありません』とある通り、こちらを先に読んでも本当に全然問題ないくらい面白かったです。
むしろ、これキッカケで本編を読もうと思います(笑)
違います。
そんな潰れかけた熊園の再建がどうこうみたいな、心温まるアニマル&ヒューマンドラマではないです。
ティドロスの冬熊の異名を持つサリュ王子の副官ラウル君のお話です。
もうね、調教師なんですよ。
王子ったら彼に頼り過ぎだしね?彼自身すんごいイイ男なんですけど、小さい頃からそれこそ兄弟みたいに過ごしてきたからね、もうラウルラウルなんですよ。
本編ではそのサリュ王子の方にお嫁さんが来たんですけど、お次はラウルに来たんですよ!
まぁちょっとネタバレになるのでその辺は詳しく書きませんけど、そりゃあもう一筋縄ではいかないわけですよ。色んな意味で!
そんでまぁこのお嫁さんとのお話も充分に胸熱なんですけども、それ以上に何が尊いってこの冬熊と調教師……じゃなかった、サリュ王子とラウル君のもうなんていうの?友情?兄弟愛?これがね、もうね、尊いとか尊くないとか、そんな次元じゃなくてね。私は今日からこれをつまみに酒を飲むぞってね、飲まないくせにね、そんなことも口走りそうになるっていうかね。
頑張れよ王子、頑張ってラウル離れしろよ、ってね、エールを贈りたい。だけど多分この王子その後もなんだかんだ理由つけては会いに行ったり呼んだりするんだろうなって。そんなところもね、愛おしいわけですよ。愛おしさ無限大。
全体的に何を書いているのかわからないレビューになりましたけど、とにかく最高のバディのお話です。
ラウル、結婚おめでとう!
お嫁さんとお幸せにね!