33.そして最後の挨拶 -And, Sherlockian’s Last Bow-

 

■そしてシャーロキアンのエピローグ■

    -An”d”, Epilogue of Sherlockian-



 わたしはこの作品にて…――

 ――”車楽堂しゃらくどうほむら先生が『女性』である”――とは、

 ひとつも明記していない事に――みなさんお気づきでしょうか?



  ◇◆ ◇◆◇ ◆◇




■33.そして最後の挨拶 -And, Sherlockian’s Last Bow-



『シャーロキアン』


 この言葉を初めて聞いた時、読者のみなさんはどう思われたでしょうか。

 何やら堅苦しそう?

 理屈屋なインテリ人間が、屁理屈をこねてそう?

 知識がないと楽しめない”敷居”の高い趣味の世界?


 いえいえ、そんな堅苦しく”スゴイモノ”と思うことはまったくありません。


 「もしそうだったら面白いね!」

 そう言い合いながら、気の合う仲間たちと笑い合えれば。

 ただそれだけで楽しいという気楽なものなのです。


 『シャーロキアン』の”心意気”を語る上で欠かせないのが――”知的遊戯-ユーモア-”――という言葉です。

 いろんな方々のいろんな”考察”を聞いてみたい、語らいたい、楽しみたい――そういう”好奇心”と”寛容”に満たされた心地よい世界なのです。


 ちなみに、わたしが一番好きな”考察”は…――

 『シャーロック・ホームズが女性だった説』になります。


 そりゃさすがにバカげている!!

 そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

 でも、わたしはこの”考察”が大好きなんですね。


 どんな”常識”も疑ってやろう――

 そんな柔軟な発想と、それが許される寛容さと――

 まさに”シャーロキアンの楽しみ方”が詰まった考察と思うんですね。


 『シャーロキアン』の知的遊戯は”広大にして冒険に満ちたホームズの世界をゆく旅路だ”と表す愛好家もいます。

 その”終わりなき旅路”にあて、答えを用意しないカタチで”謎かけ”をして、この筆を置きたいと思っております。

 ぜひ気になった方は、いろいろと考えてみて下さい。



 最後までお読みいただき、ありがとうございました。



<第一部・完>


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シャーロキアンの事件簿 書記係K君 @key-kun

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